この度、『お姉ちゃん、弟といく』の吉田浩太監督が、若年性脳梗塞で倒れた後の復帰第一作
『ユリ子のアロマ』が5月8日に渋谷ユーロスペースにて公開いたしました。
公開初日に舞台挨拶が開催され、吉田浩太監督、染谷将太 、原紗央莉 、木嶋のりこが登壇いたしました。

◆吉田浩太 監督
「この映画は、映画館で観て頂くための作品ということで、これまで企画から脚本まで手掛けてきました。今日こうして皆さんにご覧いただけて、ようやく完成したんだなと安心しています。
自分ではセーブしきれない衝動に突っ走ってしまう女性を描ければなと思って作りました。
(自分の病気のこともあり)スタッフの皆さんが歯を食いしばってやってくださったことに本当に感謝しています。」

◆染谷 将太
(主人公・ユリ子に頭を舐められるシーンはいかがでしたか?という質問に)
「スーッと気持ちが持っていかれそうになりました。演技か本心かは、皆さんのご想像におまかせします(笑)。
これを観て面白いと思って下さった方は、お友達を誘って、2度3度と劇場へ足を運んで頂ければと思います。」

◆原 紗央莉
「私の役はアヤメという役で、主人公のユリ子さんにイケない恋をしてしまって、体も密着させちゃったり、結構激しい女の子の役なのですが、一途なところとか猪突猛進なところとか、私に通ずるところがありました。(本作は“変態”がテーマにもなっており)私は何フェチかなぁと考えたら、匂いフェチでした。枕の匂いとか、加齢臭が好きなのでユリ子さんの気持ちが分かりました。」

◆木嶋のりこ
「今回匂いがテーマということで、私にも色々な物の匂いを嗅いでしまう癖があるので、この映画の完成をすごく楽しみにしていました。21歳の私が高校生の役を演じるので不安でしたが、以前からやってみたかった役柄だったので、楽しく演じさせて頂きました。とても面白い作品になっているので、また観に来ようと思っています。」

【当日出演舞台が長引き登壇できなかったため、メッセージを頂きました】
◆主演:江口 のりこ
「監督が作品に対して思い入れがとても強かったのでスタッフや役者はそれに答えようと必死でした。
たまに監督の血走った目つきに不安になることもありましたが、出来上がった作品は、吉田監督特有の変態な部分が笑えるものになっていると思います。」