世界初“サンゴ礁再生”の奇跡に向かって夢を追いかけたふたりの感動実話
岡村隆史×松雪泰子×李闘士男監督(『デトロイト・メタル・シティ』)で完全映画化

本日4月24日(土)、世界で初めて、養殖サンゴの移植・産卵に成功した金城浩二氏の実話を元に描いた感動作『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』(配給:ショウゲート)が公開初日を迎え、新宿バルト9にて初日舞台挨拶を行いました。
 本日の舞台挨拶には、岡村隆史さん、松雪泰子さん、子役の比嘉奈菜子さん、金城琉斗さん、李闘士男監督が登壇しました。劇中で夫婦を演じた岡村隆史さん、松雪泰子さんと子役の二人が舞台上で久しぶりの再会を果たし、みな最愛の家族に対する熱い想いを激白しました。

【登壇者】 岡村隆史(オカムラ タカシ39) 松雪泰子(マツユキ ヤスコ37) 比嘉奈菜子(ヒガ ナナコ 子役・10) 金城琉斗(キンジョウ リュウト子役・6) 李闘士男(リ トシオ)監督
【場所】新宿バルト9 SCREEN6(東京都新宿区3−1−26)
【日時】4月24日(土) 12:15〜12:45 舞台挨拶

<登壇者のコメント>
岡村:今回はいつもと違う、ムービースター岡村隆史を見せれたのではないかと思います。短期間だったけど、松雪さんと夫婦で共演できて、楽しかったです。子供も突然生まれて、戸惑いましたけど、楽しかったです。
松雪:台本を読んで、とても温かい気持ちになれました。みなさんにもご覧いただき、温かい気持ちになっていただけましたか?
比嘉:撮影で、水深3,4メートルまで潜るシーンがあって、緊張しました。でも岡村さんと松雪さんがやさしく声をかけてくれたので、緊張がほぐれました。
琉斗:(緊張のため、自分のマイクで話せず、岡村さんに耳打ちで、「何て言えばいいの?」)
岡村:自分の思ってること考えたって言ってたろ!たくさんの人に来ていただいて、ありがとうございますって言いなさい(とささやく)

MC:撮影はいかがでしたか?
岡村:僕が海に飛び込んで子供達を抱き締めるシーンがあったのですが、思ったよりも海が深かったので、奈菜子ちゃん(比嘉)は衣装が濡れたらいかんと思ったのか、全然しゃがんでくれなかったんですよ。なので、強引に抱きしめました。
松雪:由莉(松雪)が健司(岡村)をヘチマで殴るという大事なシーンがありますが、撮影の日の朝、メイクルームにいたら監督から「本気で殴って欲しい。本気でやれば愛情が伝わるから」と言われたんですよ。本番では、思い切りやらせていただきました。
岡村:2発目か3発目は、かなりマジにあたっているんです。ヘチマで頭たたかれたときは、「こんなに痛いのか」とびっくりしましたね。そういえば朝入ったときから、松雪さんが怖くて、「松雪さん怒ってる!」と思いました。
監督:あーそうだった、ヘチマはいろいろあったけど、松雪さんは一番重いヘチマを選んでいらっしゃいました。松雪さんのあのスナップの利かせ方はすごいですよ!
松雪:大事なシーンなので、やはり思い切りやらせていただきました!

MC:さてここでサプライズです!今日会場にどうしても来られなかった吉沢さんからメッセージが届いています!
吉沢:今日は初日ということで会場に行きたかったのですが、どうしても行けません。実は「東京ガールズコレクションin 沖縄」にモデルとして出させていただくことになり、僕は沖縄にいます。映画をご覧いただき、温かい気持ちが残ったら、みなさんの周りに届くよう、たくさん宣伝してください。

MC:さて、今日は公開初日、子役の二人が沖縄からかけつけてくれたということで、お二人にはプレゼントを持ってきていただいています。
琉斗:(手書きの家族の絵を見せて、指で指しながら)これが岡村さん、これが松雪さん、奈菜子ちゃん、僕です。この家族のことが、大好きです。
岡村:琉斗に絵をもらったのは2枚目だけど、どんどんうまくなっているね。ありがとう。琉斗は、現場で「ゆくゆくは警察官になってもう一度岡村さんと共演したい」って言ってくれました。意味不明ですね!でも、ありがとう。

比嘉:(手書きの手紙を読み上げる)岡村さんはテレビでいつも面白いことをして笑わせてくれるので、私は大笑いしてました。「てぃだかんかん」の時は、いつも真剣でかっこよかったです。撮影中、太陽の上手な描き方を教えてくれました。松雪さんとは、ヨガをしました。体がすごくやわらかくてびっくりしました。私はかたくて、すぐにやめました。天使みたいな笑顔で接してくれて良かったです。家族4人が1つになるシーンは私の大きな宝物になりました。私は、これから先泣きそうなことがあっても、この大きな宝物を思い出して、自信を持って前を向いて頑張ろうと思います。

松雪:ヨガ、やったよね。奈菜子ちゃんもダンスをやってて体やわらかいですよ。撮影が終わってもメールくれたりしましたね。ありがとう。ディズニーランドも一緒に行きたいね。

岡村:奈菜子ちゃんと琉斗のクランクアップの日、2人が泣いてたんです。見ていてすごく感動しました。でも僕はお父さんの役だし、泣いたらダメだと思って我慢しました。家に帰って一人でうるうるしてました。
今日は初日ということで、みなさんにどう思ってもらえるかが不安でした。心温まるストーリーになっているので、家に帰ったら奥さんや彼女やご家族に優しくできると思います。迷ってる時、背中を押してもらえる作品です。僕がこんなに素敵な作品に出させていただけるのは、もう最初で最後だと思います。是非2回、3回と観てください。

松雪:この映画のおかげで、サンゴや沖縄の海の現状を知りました。金城さんは、何もないところから始めて、諦めずに達成しました。何事も前向きなら出来ないことはない、と教えてもらいました。生きる力になるメッセージがたくさんつまっている作品です。

監督:この映画は、良い話です。本当の話です。また実際に金城さんも岡村さんも、妬みややっかみなど悪いことを言わないんですね。台本を見直してみると、あの人がダメとか、腹が立つとか、一切ないんです。そこが素敵なんだな、って思いました。もしかしたら、お客さんの中にはこの映画、面白くないっているかもしれません。でも、良いところを探して「目が疲れない映画だったよ」とか良いところを探して伝えてください。