子どもたちが自然との共生を学ぶ!〜『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』みる生き物の生態〜
この度、4月18日(日)に、シネマLIVE!×greenz プレゼンツ映画『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』親子向けワークショップ付き試写会が世田谷ものづくり学校(IID:IKEJIRI INSTITUTE OF DESIGN)にて開催されました。
少年が身長2mmのミニモイに変身し大冒険するという本作『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』には、「映画を通して環境に貢献したい」と語るリュック・ベッソン監督の自然への愛が込められており、主人公の目を通して、動物や昆虫などの生き生きとした生態、そして、生き物と人間とが共生することの大切さが描かれています。
そんな“2ミリの視点”から子どもたちに自然と生き物に対する理解を深めてもらうことを目的に、廃校という場所を使って様々な地域活性化の取り組みを行っている世田谷ものづくり学校において、「むしの目で見るワークショップ〜2ミリの世界でいろどりをつかまえる〜」と題し、アートプロジェクトユニットMERRYさんと生き物調査インストラクター林賢一さんによるワークショップを行いました。
最初に、映画を観た子どもたちで映画の感想を語り合いました。
続いて、生き物調査インストラクター林賢一さんによる、本作に出てくる虫たちの生態のスライド紹介が行われ、「ミツバチの視力は人間の100分の1」など意外な事実に、子どもたちだけでなく、親たちも真剣に聞き入り、虫の目で見た世界はどう見えているのか?を想像しました。
そして、MERRYさんによって描かれた、てんとう虫、アリ、クモの3種類の線画を使って、「むし塗り絵」に子どもたちが挑戦。
この塗り絵には、自然の素材を使用し環境保護を目指して商品開発を行うワイルドファンキーストアの有機栽培による食べても無害のクレヨン(「ワイルドパステル」)を使用。
これらのクイズや塗り絵は、子どもたちがイベントから帰ったあとに、虫の特徴を復習したり、学校でお友達に伝えられるように映画「アーサーと魔王マルタザールの逆襲」特製の冊子に、まとめられ配布されました。
子どもたちや親たちからは、「映画も観られて虫のことも勉強できる、楽しい時間だった」との声が多数あがりました。
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<イベント概要>
【場所】世田谷ものづくり学校(IID:IKEJIRI INSTITUTE OF DESIGN)
世田谷区池尻2-4-5
【ワークショップ】
映画の感想を共有後、生きもの調査インストラクターを招き、
虫の目線で見た世界はこんな風に見えているという虫の生態を学びました。
そして、環境について考えるきっかけとして、有機栽培によるクレヨンを
使って虫の塗り絵を実施いたしました。
【講師】林賢一さん
(NPO法人 生物多様性農場支援センター生き物調査インストラクター)
1968年生まれ。埼玉県朝霞市出身。幼少時代、網を持ってトンボや
セミなどを追いかけて過ごす。虫や動物から、次第に自然や宇宙の
神秘さにひかれ物理学の世界へと惹かれていく。
1995年、勤めていたコンピュータ会社を退社しワーキングホリデーを
利用しニュージーランドに半年間滞在。酪農、羊、馬、園芸などの
農家にファームスティしながら、自然の素晴らしさだけでなく、
仕事のあり方を考えさせられる。帰国後、公園・緑地計画を主とする
都市計画系のコンサルタント業務に携わり、公園などの緑地を主体とした
ワークショップ形式の街づくりに係わる。
また、JA全農や生活協同組合などが行っている産直交流に、
親子でも楽しめる「田んぼの生きもの調査」の活動と出会い、現在に至る。
同NPO法人から発行されている「田んぼの生き物指標」
「田んぼの生き物全種リスト」は多くのメディアで取りあげられ、
話題になった。い草ブームの火付け役。
公式サイト:http://www2.odn.ne.jp/fuurin/
【進行役】MERRYさん
女性2名から成るアートプロジェクトユニット。
1981年生まれ。東京出身。
絵と言葉を中心としたアートワークを生業とし、国内外で活動。
MERRY
http://www.merrybirds.com/tento/
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