2010年3月27日、渋谷ユーロスペースにて、映画『掌(てのひら)の小説』初日舞台挨拶が行われた。

『掌の小説』は、ノーベル賞作家である川端康成原作の短編集であり、今回の映像化にあたって、新進気鋭の4人の監督により「桜」を共通テーマとした短編6作品がオムニバス形式で製作された。

舞台挨拶では、出演者の鶴岡萌希、中村麻美、長谷川朝晴、星ようこ、菜葉菜、内田春菊、また三宅伸行監督(第2話)、坪川拓史監督(第3話)、高橋雄弥監督(第4話)、さらに全編の音楽を手掛けた関島岳郎が登壇し、本作品についてのそれぞれの思いを語った。

この日は3月下旬でありながらも気温が低く、出演者、スタッフが劇場まで足を運んでくれた観客の労をねぎらう中、出演者の長谷川さんは「制作された時期が3年前ですからね…あまり思い出せないんですよね(笑)。スイマセン!でも素敵な作品です。」と会場を和やかにした。
またテーマである「桜」をイメージさせる艶やかな和装を纏った内田春菊さんは「(この作品が)今年の桜の思い出の一つになればと思います。“川端トリップ”を経験していってください。」と笑顔で語った。

映画『掌の小説』は、3月27日(土)より渋谷ユーロスペースにてモーニング&レイトショーで公開中!!

(Report:森根隆之)