4月3日(土)より全国ロードショーとなる、夢と現実に葛藤しながら生きる若者たちをリアルに描いた感動の青春恋愛映画『ソラニン』。

本日、本作の舞台挨拶付き完成披露試写会を開催いたしました。
会場には、本作でギターを弾き、その歌声を初披露した主演の宮崎あおいを始め、今、若手俳優の中で最も注目を集める高良健吾、桐谷健太、近藤洋一(サンボマスター)、そして本作で初監督を飾ったミュージックビデオ界出身の新鋭・三木孝浩監督が登壇しました!

劇中の感動のバンド演奏シーンを演じるにあたっての練習時のエピソードや撮影秘話を語り、共演者・監督と共にこの日を迎えられた喜びを分かち合いました。

≪登壇者コメント≫

◇宮崎あおいさん

今日はありがとうございます。
こうしてお客様の前に立つのは久しぶりなのでワクワクしています。

Q:会社を辞めてしまうOLという、ある意味普通の等身大の女の子の役やリアルな恋物語というのは宮崎さん自身も久しぶりの役かと思います。
芽衣子役を演じてみて、なにか自分自身に新しい発見などありましたか?

演じている時は、やりたいことがあるのに前に進めない気持ちが分かっていなかったのですが、お仕事をさせていただく中で、自分が何を本当にしたいのか分からなくなったことがあったのですが、最近になって主人公たちの気持ちが分かるようになりました。

「乗り越えた先に何があるんだろう」というワクワクした気持ちを目指した人たちが、壁を超えて大人になっているんでしょうね。

◇高良健吾さん

「いよいよだな」という気持ちです。愛される種田役をやらせてもらいましたが、不安がありました。でも、仕事の意味を超えてやらせてもらいました。

Q:高良さん自身原作の大ファンだったということですが、今までの作品でも演じる役柄で全く印象の違う高良さんですが、今回、種田を演じるうえで意識したところなどありますか?

原作が好き過ぎて、不安や葛藤があったのですが、種田さんが赤信号で行ってしまったように、僕も行こうと思いました。
ファンの皆さんの「ソラニン」と映画の「ソラニン」が、ズレずに映画の中にあると思います。

◇桐谷健太さん

本当に一生懸命やりました。撮影は、まるでバンドで演奏しているところを盗み撮りされたような感じでした。それくらい、「みんなでバンドしたなー!」という感覚でした。

Q:映画の中で、友達思いで熱い男ビリーを演じていますが、素の桐谷さんもこうなのかな?なんて思ってしまう部分もあります。桐谷さんとビリーは似ていますか?役作りで気をつけたところがあれば教えてください。

そうですね。友だち思いのところやドラムが叩けるところ、そして、チャーミングなところが……遠いです、遠いです(会場笑)。

とにかく楽しみながらやらせてもらいました。本当に音楽が楽しくて、1人でスタジオに入って30回くらいは練習しましたし、近藤君や健吾とも一緒にスタジオに入って練習しました。体は疲れましたけど、まったく苦にならなかったです。

◇近藤洋一さん

ふだんはサンボマスターというバンドでベースを演奏していて、楽器を持たずに人前に立つことがないので、今日はまるで全裸で皆さんの前に立っているような気分です。

本当にいいバンドが出来たと思っているので、ぜひ楽しんで下さい。

Q:今回は、初めての演技とは思えないほど加藤になりきっていたように見えましたが、役作りなど苦労した点はありますか?

僕が演じた加藤は大学を6年留年している役でしたが、僕自身、2年留年して6年間大学に通っていました。そして、大学を出た後もこうしてバンドをしているので、親近感があってやっていて楽しかったです。また、今回のバンドが本当に素晴らしくて、本当に楽しい毎日でした。

◇三木監督

長編映画を監督するのは初めてでしたが、本当に素晴らしいキャストとスタッフが集まってくれて、撮影は本当に幸せな時間でした。
皆さんに愛される作品になってくれたら嬉しいです。

Q:三木監督といえばミュージック・ビデオでもストーリー物、感動モノの作品が多い印象なのですが、今回は初の劇場監督作品、人気漫画の映画化ということで意識されたこと、気をつけたことなどありますか?

僕も原作が凄く好きだったのですが、今回の映画化では、今まで撮り慣れていたライブの撮影などのように、テクニックを駆使して撮ってはいけない映画だと思いました。

ライブシーンの変化や感情の機微を撮らないといけないと思ったので、これまで培ってきた経験を壊すことから始めて、僕にとってもチャレンジでした。

◇宮崎あおいさん

Q:本作では初めて、「歌」と「ギター」に挑戦していますが練習は大変だったのでは?練習中の思い出やエピソードがあれば教えてください。

歌は苦手で、人前で歌うなんて無理だと思っていたのですが、いつまでも迷っていても仕方ないと思って、先生とマンツーマンで4ヶ月レッスンしてもらいました。ギターはコードが読めないので、指の場所で覚えました。

それから、ギターを演奏してみて、「こんなに面白いものなんだ」と思いました。
ライブハウスのお客さんの前でお芝居するのもとても気持ちよかったです。
撮影を終えた直後は全てを出し切った感じで、「よくちゃんと終えられたな」という気持ちの方が強かったんですが、今日、久しぶりにみんなと会って、またギターが触りたくなりました。

◇高良健吾さん

Q:高良さん自身も歌とギターに挑戦して、宮崎さんと同じく「ソラニン」の歌と演奏を練習したと思いますが、一緒に練習したりとか、宮崎さんと協力しあったことなどありますか?

歌いながらギターを弾くのが難しかったですね。全部で2ヶ月練習をしたのですが、自宅でも練習をして腱鞘炎になりました。
座って練習していて、ギターを弾きながら歌えるようになったので、立ってやろうとしたら「あっ、できねー」ってなりました(会場笑)。
今でもギターを弾いているし、音楽が好きなので、僕は、またこのメンバーでバンドを組んでみたいです。

◇桐谷健太さん

Q:本編を見ていても、ものすごくドラムが上手いと思ったんですが、以前からやってたりしたのですか?宮崎さん、高良さん、近藤さんとのライブでの共演というのはいかがでしたか?

高校の時に少しやっていたのですが、ちゃんと叩くのは10年ぶりだったので、しっかり練習しました。日増しに腕に筋肉がついて、僕の腕がたくましくなっているので、それも見所の1つです(会場笑)。

◇近藤洋一さん

Q:サンボマスターとしてプロで活躍する近藤さんから見て、今回のロッチメンバー(宮崎・高良・桐谷)のライブシーンはいかがでしたか?

初顔合わせがバンドの練習だったんですが、ほとんど会話もせずに、いきなり20分間演奏をしたんですが、「これはバンドだな」と思いました。

◇桐谷健太さん

その時「これはもらったな」と思いました。音が重なり合う瞬間の気持ちよさがあるんですよね。「あっ、俺、この人たちとバンドやっていくんだな」と、本当に思えました。

それからさらに練習して爆発したシーンが劇中に登場するので、楽しみにして下さい。

Q:ロッチメンバーのライブを目の当たりにしていかがでしたか?

◇三木監督

仕事柄たくさんのバンドを見てきましたが、演奏が上手なバンドはいても、グルーヴ感を出せるバンドってなかなかいないんですよね。
でも、今回のメンバーのバンドにはグルーヴ感があって、奇跡的だったと思います。最初の練習を終えた後、近藤君が「バンドだったね」と言ってくれたのが印象的で、「これは勝てるな」と思いました。

◇桐谷健太さん

実は終盤のライブで「ソラニン」を演奏する前に、「ささやか」という曲も演奏しているんですけど、使われるのはほん数秒なんですね。

でも、宮崎さんが「ソラニン」に気持ちをつなげるために全部、弾い歌えるようになりたいと言ったので、「ソラニン」の演奏シーンの芝居を撮るために、「ささやか」を演奏し終えてから、そのまま撮影に入りました。

≪最後に一言≫

◇三木監督

「ソラニン」は、音楽がテーマでなくても成立する映画で、誰もが日常で経験する些細な葛藤や悩み、痛みを描いた映画です。

皆さんの記憶とどこかでリンクすると思いますし、そういった痛みは一歩前に進むために必要なの糧になると思うので、。
映画を観ながら自分の記憶と照らし合わせて、明日への一歩になるものを少しでも感じてもらえたらと思います。

◇宮崎あおいさん

今、大人になってしまった人たちもきっと、映画に出てくる芽衣子や種田たちと同じような気持ちを味わって来たのではないかと思いますし、今、まさに「ソラニン」中の人たちも映画を観てもらえたら、何かを感じてもらえると思うし、

思いっきり悩んで、思い切り壁にぶち当たって、それを乗り越えていけるきっかけになったらいいなと思っています。
優しい気持ちで観て下さい。そして楽しんで帰って下さい。