本日、東京・お台場のシネマメディアージュで、ジャパンプレミアを行いました。

本作は、南アフリカの上空に突如現れた、正体不明の宇宙船から、発見されたエイリアンと人類の共存を描いた異色のSFアクション超大作。

レッドカーペットには、映画になぞらえ巨大な宇宙船が登場し、宇宙をイメージしたシルバーのミニワンピースの衣装をまとったリア・ディゾンさん、大ヒット曲「UFO」などで知られる元ピンクレディの増田惠子さん、大のSF映画ファンである梅田直樹さん、そしてデーブ・スペクターさん、大ヒット作「インファナル・アフェア」シリーズのエディソン・チャンさん、人気スタイリストの藤原ヒロシさんが華を添えました。

また、本物の宇宙人と見間違うほどの“リアル”なエイリアンの着ぐるみも登場し、イベント会場を盛り上げましたが、エイリアンによる“UFOダンス”に対し、増田さんから「もっと本気でやるように!」との辛口コメントも飛び出し、会場の笑いを誘いました。

なお、初来日となった主演のシャルト・コプリーは、「SFファンなら誰もが一度は来たいと思う日本に来れて嬉しい。昨日着いたが、東京は未来都市のようだ」と、日本の印象を語りました。
また、コプリーがエイリアンを追い払う一幕もあり、集まった一般のお客様を大いに沸かせました。

【登壇者】
シャルト・コプリー、リア・ディゾン、増田惠子、梅田直樹、
デーブ・スペクター、エディソン・チャン、藤原ヒロシ(敬称略)

MC:今回初来日とのことですが、日本の印象はいかがですか?

シャルト・コプリー(以下コプリー):
コンニチワ、トウキョウ!(日本語で)
皆様、暖かく迎えていただきありがとうございます。
私はSFファンなのですが、日本はSFファンにとって、一度は訪れたい国です。
昨日着いて、車から街をみたのですが、本当に東京は未来都市のようで、「ブレード・ランナー」のワンシーンに自分が足を踏み入れた感覚だったよ。

MC:今回、この映画の世界的ヒットに関しまして、予想されておりましたか?

コプリー:
すごく特別な作品という気持ちはありました。
また、出来上がった映画を初めて観たとき、「この映画はすごくヒットするか、すごく不評か、どちらかしかないな」、と思ったので、今回大ヒットしたので本当に良かったと思っています。

MC:沢山の著名人に絶賛されている本作ですが、今までに声をかけてくださった方で、一番嬉しかったのはどなたですか?

コプリー:
僕は俳優を目指していたわけではなかったのですが、こうして主演をさせていただいた作品がヒットして、すごく嬉しいです。
また、僕自身がすごく尊敬している、ダスティン・ホフマンにキャラクター作りや演技を褒められたことが、一番嬉しくて、正直どうしていいかわからなかったよ。

MC:今回、映画の主演の話が来たとき、どう思われましたか?

コプリー:
すごく驚きました。この映画にはプロデューサーとして関わる予定だったので、カメラテストで演技をしていただけだったからね。
監督のニールから、「君が演じたヴィカスを主人公にして、作品を作りたいんだ。」と言われて、正直、ピーター・ジャクソンや製作会社からOKが出るかどうか、不安だったけれど、こうして新しい仕事に就くことができてよかったです(笑)。

MC:今回台本がない即興の演技での撮影だったとのことですが、大変ではなかったですか?

コプリー:
元々キャラクターを作ったり、声を真似したりすることが幼い頃から好きだったけれど、今回の映画は低予算だったこともあり、肉体的にも精神的にも、かなり疲弊しました。
南アフリカのスラムでの撮影など、治安があまりに良くない場所での撮影は本当に大変だったんです。
台本がないから、まずは5分間撮影して、監督から「3分間に短くしようか」などと言われて再度撮るという変わった撮影方法だったよ。

MC:本作に関わって私生活で何か変わったことはありますか?

コプリー:
ニール監督が、僕に声をかけてくれたことで、非常に変わった。
ハリウッドで映画を作って、世界中に配信できればと思ってはいたからね。
ただ、俳優を目指していたわけではないけれど。
※シャルト・コプリーは、本作への出演をきっかけに、20世紀FOXの超大作「特攻野郎Aチーム ザ・ムービー」へ大抜擢されました。

MC:最後にこれから映画を観る人へ、本作の見所をお願いいたします。

コプリー:
この作品をこれから観る人に、「どこどこのシーンをを期待して!」とは言いたくないかな。人によってこの作品は感じることが違うと思うし、見所も、面白さもみんな違うからね。是非、皆さんそれぞれが何かを感じてくれたら嬉しいです。