初版から5年以上経った今でも多くの人に愛され続けている人気作家江國香織の『スイートリトルライズ』が待望の映画化。3月13日(土)シネマライズにて初日舞台挨拶が行われ矢崎仁司監督はじめ、中谷美紀さん、大森南朋さん、池脇千鶴さんらが登壇した。

中谷さんにとって、シネマライズは10代の憧れの映画館だったようで、「楽しんで頂けたでしょうか??。」と問いかける中谷さんに盛大な拍手が沸き起こると嬉しそうな様子であった。寡黙な大森さんは、中谷さんが見守る視線に「そんなに見つめなくていい・・・。」と照れながらも「この映画を3人・・・いや5〜10人ぐらいに薦めてください。」と挨拶した。
昨年5月〜6月に撮影された同作品。撮影中のエピソードについて聞かれると、中谷さんは「監督の声が小さいので、何をおっしゃっているのかよく分からない事が結構ありました。」との言葉に観客大爆笑。「そんな監督が撮る作品だからこそ、繊細で情緒溢れる作品になったのではないかと思っています。」とフォローしていた。大森さんは「いろんな事があるんですけれども、映画では”よーいスタート!!”そしてカチンコをやるんですけれども、監督は”よーいスタート!!お願いします!!・・・カチン”とやるので何をお願いされたのだろうと思いながら芝居をしていました。」と撮影を振り返っていた。

本作は、結婚3年目を迎えた夫婦、聡と瑠璃子がそれぞれ別の相手との恋を通じ、夫婦の愛を再確認する物語。

映画『スイートリトルライズ』はシネマライズほか全国にて公開中。