2月27日(土)に上映された『半分の月がのぼる空』。21:50からという夜遅くの上映にも関わらず、しかもチラシにさえ載っていない追加上映の本作には、地元・北海道が生んだスター「大泉洋来夕!」の情報聞きつけたファンが、気温マイナス8度にも関わらず多数押し寄せ、会場内は熱気でムンムン。上映前の舞台挨拶の模様をお届けします。

会場:アディーレ会館ゆうばり
登壇者 (敬称略、順不同) 大泉洋、深川栄洋監督

深川監督
「ゆうばり映画祭に参加するのは今回が初めてです。10年程前に何度も何度も予備審査を受けてもらいながら、一度も通らず・・・。しかし10 年越しで上映が決まったのが今回。やっと夕張に来られてとても嬉しいです!」

大泉洋
「オファーを受けた時、僕にもやっと純愛ドラマが来た!と思いました。と思ったら、純愛の部分は僕ではなく、若い二人の部分でした…(笑)葛藤を抱える医師役は新境地開拓でした。陽気な役が多かったので、こういうシリアスなものもできるんだぞ!というのを知らせるいい機会でした。」

深川監督
「原作では40歳前後のイケメン医師なのですが、パブリック・イメージからは離れている、大泉さんが演じることにより、40 歳前後の方が抱える、心の病、陰の部分をスクリーンに出すと、とてもこの映画の意味が深くなると思いました。」

大泉洋
「深川監督は僕よりも3 つも若いのですが、あきらかにの僕よりも経験が豊かです。」

深川監督
「4月3日から公開になりますが、この映画は2 回3 回と観たくなる作品です。この言葉の意味をこれから映画を観て噛みしめてください。」

大泉洋
「僕らの世代の映画を、若い世代の人たちが観たら、どう思うのか、感想が聞きたいです。大泉洋はネズミ以外も演じるんだというところを観てください!!」

シリーズ累計140 万部の超ベストセラー小説を映画化した本作品。
原作の魅力にも勝る、日本映画監督の若き雄、深川栄洋×北海道が生んだスター!大泉洋のタッグに、早くも本年度ベスト・ワンの呼び声が高い。訪れた観客は大泉洋の人気と共に、作品の瑞々しさに酔いしれていました。