2月20日、渋谷ユーロスペースにて俳優 渡部篤郎の長編監督デビュー作「コトバのない冬」の初日舞台挨拶が行われ、渡部篤郎監督、鈴木一真、北見敏之、渡辺えりが登壇した。

6年がかりで迎えた劇場公開初日。監督は「うれしい限りで胸がいっぱいです」と喜びをかみしめていた。共演者渡辺さんからは、「監督は”クリント・イーストウッド”タイプ。1回撮って全部OKなんです。皆の自然体を引き出す方でした。」と監督を絶賛。鈴木さんからは「僕と渡部さんは同い年なのですが、現場ではお父さんのようで、素晴らしい現場でした。」と共演者から絶賛の嵐。

残念ながら主演の高岡早紀さんは、舞台がある為舞台挨拶には参加できなかったが、「渡部監督が6年間温めてできた作品『コトバのない冬』がようやく公開される事を大変嬉しく思います。私にとっても素敵な思い出がたくさん詰まったとても温かい作品です。どうぞお楽しみください。」とファンにメッセージを残してくれた。

最後に監督から「本当に何気ない日常を撮った作品なんですけど、映画を見て何か見落としていた物を感じとっていただければと思います。」と語ってくれた。 
本作は俳優の渡部篤郎がメガホンをとったドラマ。北海道の小さな町で、落馬事故によって記憶を失った女性と、言葉を発しない男性との交流をつづった物語である。

映画『コトバのない冬』は2月20日から渋谷ユーロスペースほかにて全国順次公開