この度、『ザ・ヒットマン』で注目を浴びたエリク・ヴァン・ローイ監督が仕掛け、ベルギー国内で10人に一人が観たというスーパーヒット・サスペンス『ロフト.』が11月20日(金)に公開致しました。
本作は新築ビルのロフトルームを舞台に、謎の女性死体を巡って部屋を共有する5人の男の秘密や疑惑が暴かれてゆく、極上の密室サスペンスです。本作は、大阪で開催される「第16回大阪ヨーロッパ映画祭」のオープニング作品としても選ばれました。
そして主人公の相手役で、男達を翻弄する謎多き女性アン・マライ役を演じたベルギーを代表する女優のヴェルル・バーテンスさんが緊急来日し、東京での公開直前試写会イベントにて舞台挨拶を行いました。

開催日: 11月 19日 (木)   場所:シネマ・アンジェリカ(渋谷) 
登壇者: ヴェルル・バーテンス

満席の場内に、爽やかなグリーンのワンピースで登場したバーテンスさん。

MC:それではバーテンスさんからご挨拶をお願いします。
バーテンス:(日本語で)こんばんは、皆さん。
今日はこの映画を観に足を運んでくださってありがとうございます。日本に来られて本当にハッピーです。まだあまり(町並みは)見られていないのですが、今見たところでもとても気に入っています。
MC:日本に来られていかがですか?
バーテンス:2日前に日本に来てすぐ大阪へ行って、今日東京へ来て、旅の疲れでダウンしてしまったのでまだあまり歩き回れていないんです。
MC:まだ皆さんは映画をご覧になる前なのであまり内容は言えませんが、バーテンスさんが初めてこの映画の脚本を読んだときの感想は?
バーテンス:オランダ語の脚本では、今まで読んだ中でずば抜けて一番素晴らしかった。オーディションを受ける機会を得られたのもラッキーでしたし、アンという役を手に入れられたことも凄く嬉しかったです。
MC:このシーンはよく観てほしい!というところはありますか?
バーテンス:ひとつ笑い話というか、撮影の小話を。ある男優さんとのベッドシーンがあるのですが、立ち上がるときに不自然になるからシーツでカバーしないでほしいと言われたんですね。そのとき私自身よりも、共演者の男優さんの方がナーバスになって、私の体を隠そう隠そうとしていたので(笑)そのシーンはこのへんかな、と思って観ていただきたいですね。
MC:そうだったんですか。ではそのシーンもしっかりと観ていただければと思います。
      この映画はベルギーで大ヒットして10人に1人が観たということで私も数字を見て驚いたのですが、公開したときのベルギーの方々の反応というのはどうだったんですか?
バーテンス:この映画がオープンした頃、妊娠中で臨月だったんです。実は映画が公開した8日後に出産したので、それどころではなく、脚はむくむし、体は疲れてるし、お客さんに生の声を聞くどころではありませんでした(笑)。
MC:今日お子さんはどうされてるんですか?
バーテンス:今日は祖母に預けて家にいます。祖母がしっかり面倒を見てくれているので大丈夫だと思います。

  フォトセッション後、盛大な拍手の中、笑顔で退場したバーテンスさん。
舞台挨拶終了。