11/11(水)、科学技術館サイエンスホール(東京都千代田区)にて、映画『マイマイ新子と千年の魔法』、
「おいでませ山口 プレミア試写会」が開催され、声の出演を務めた福田麻由子、本上まなみ、そして片渕須直監督が舞台挨拶を行ないました。スペシャルゲストとして、山口県出身の松村邦洋さん、そして鳩山幸首相夫人も急遽駆けつけ、作品への熱い想いを語ってくださいました。

福田麻由子(15)
昭和30年代の山口県が舞台の映画です。景色や遊びが変わっても、変わらない「友達」の良さがあります。友達って素敵だなって思います。実は私のおじいちゃんは今も山口県に住んでいて、 14日の山口県での舞台挨拶を観に来てくれるんです。とても喜んでくれています。世代によって色んな見方ができると思うのでぜひ家族みんなで観てほしいです!

本上まなみ(34)
爽やかですがすがしく、力強い子供たちの姿に感動する作品です!私にも、もうすぐ3歳になる娘がいて、
その成長過程を見ているようでとてもまぶしかった。観ているだけで心が洗われる映画です。
子供が一番キラキラしている時期を描いているので、大人としてはこんな環境を残していかなきゃと思います。

片渕須直監督(49)
原作者の高樹のぶ子さんの幼少時代を描いた作品ですが、高樹さん本人に、ふるさとの風景が360度再現されていると言っていただけました。みなさんのふるさと、いま住んでいる場所の、千年前はどんな土地だったんだろうと、想像力を働かせて観ていただけたら嬉しいです。

松村邦洋(42)
こんなに地元・山口県を描いてくれた作品は、NHK朝ドラの「鳩子の海」以来ですよ!感動しました。自然溢れる風景、山口弁の良さを楽しんでほしい。これが山口ふるさと大使としての初仕事です!思いっきりPRしますよ!
山口県知事に立候補?いやいや・・・。(ビートたけしさんのモノマネで)
「東(国原)は宮崎だろ、松村も山口の知事やって、今度は知事対抗で早朝バンジージャンプでもやりたいね」

鳩山幸 首相夫人(66)
この映画を2回も観ました。私も小さいころは新子ちゃんのように想像力豊かで、生傷の絶えないおてんばだったのでとても懐かしい気持ちになりました。子供たちはいつでも大人の世界、背中を見ながら、一生懸命生きています。どんなことがあっても強い力で乗り越えて行ける。映画の舞台となった防府市の皆さんも、7月に豪雨で大きな被害を受けたと思いますが、ぜひ強い力で乗り越えてほしい。

【参考データ】
★山口ふるさと大使
 県にゆかりのある著名人に大使に就任いただき、さまざまな機会を通じて山口県の魅力を発信していただく制度。
 2009年8月、『マイマイ新子と千年の魔法』の原作者・高樹のぶ子が山口ふるさと大使に、そして映画の主人公「マイマイ新子」が、アニメキャラクターとしては県内初の「山口ふるさと特別大使」に選ばれた。
 過去に任命された山口ふるさと大使は、松村邦洋(熊毛郡田布施町出身)、漫画家・弘兼憲史(岩国市出身)など。

★山口県防府市の土砂災害
 2009年7月21日、集中豪雨の影響で土石流や土砂崩れが相次いで発生し、甚大な災害に見舞われた防府市。
 映画『マイマイ新子と千年の魔法』の舞台であり、原作者・高樹のぶ子の故郷である同地の復興を願い、10月3日、防府市でチャリティ上映会を開催。被災地にある右田小学校、小野小学校の子どもたち、およそ350名を無料招待した。
 また10月16日には東京でチャリティコンサートが開かれ、ヨーロッパ各国で活躍するピアニストの原田英代と高樹のぶ子が出演。
 防府市出身の2人によるピアノ&トークライブを実施し、収益金は防府市に寄付された。
 高樹のぶ子は「この映画では千年の時を越えて、生命がバトンタッチされていきます。今回の土砂災害で多くの人が亡くなりましたが、その命は防府の地で受け継がれていく生命です。そのことを心において頑張って欲しい」とエールを贈った。

11月14(土)15日(日)山口県限定先行上映/11月21日(土)全国ロードショー