第77回アカデミー賞にてオスカーを受賞(主要5部門ノミネート、脚色賞受賞)し、全世界から賞賛された映画『サイドウェイ』を、実力派日本人キャスト、オール海外ロケ、海外スタッフという画期的な試みで、新しい日本映画として生まれ変わらせた『サイドウェイズ』が、本日、いよいよ公開初日を迎えました!

東京・お台場のシネマメディアージュでは初日舞台挨拶が行われ、出演の小日向文世さん、生瀬勝久さん、菊地凛子さん、鈴木京香さん、チェリン・グラック監督が登壇。公開を祝って巨大ワイングラスで乾杯し、お客様と一緒に記念撮影を行いました。満員の観衆に喜んだ小日向さんは、劇中のセリフにちなんで「お客様は神様でーす!」と絶叫し、詰め掛けた皆さんから盛大な拍手を浴びました。

■日程:10月31日(土)10時30分〜
■場所:お台場シネマメディアージュ
■登壇者:小日向文世、生瀬勝久、菊地凛子、鈴木京香、
チェリン・グラック監督

■登壇者コメント

小日向文世さん:
隣の劇場では『This Is It』上映しているのに、朝早くから『サイドウェイズ』を選んでいただいてありがとうございます(会場笑)。
1年前は「来年の今頃公開かな」と言っていたのに、あっという間に公開を迎えました。これでスタッフやキャストの皆さんとお別れかと思うと寂しい感じがします。今日は楽しんで下さい。

生瀬勝久さん:
ちょうど去年の今頃クランクアップだったのですが、あれから1年経って、白髪もこんなに増えました(会場笑)。実は染めてるんですよね(笑)。今日は感無量です。ぜひブログに書き込んで、口コミで広げてください。

菊地凛子さん:
私は朝がとって苦手なのですが(笑)、こんなに朝早くから皆さん来ていただいてありがとうございます。今までにないくらい撮影が楽しかったので、その雰囲気が観客の皆さんにも伝われば嬉しいです。

鈴木京香さん:
皆さんが来て下さったのが何より嬉しいです。コヒさんが言っていたとおり、このメンバーでまた一緒に仕事ができなくなるのかと思うと寂しいです。よく出来たワインのように、いつ飲んでもいい雰囲気を醸し出してくれる作品だと思います。

チェリン・グラック監督:
ある意味、ものすごく嬉しい一日であると同時に寂しい一日でもあります。でも、撮影は楽しくて仕方がなかったというのが本音です。

MC:小日向さん、何か変わったエピソードがあれば紹介して下さい。

小日向さん:
特に変わったエピソードはありません(会場笑)。ただ、プロモーションでこんなにあちこちを回ったのは初めてだったので、正直、疲れました(笑)。宣伝活動がとっても勉強になりました。

MC:では、印象に残ったセリフがあれば教えて下さい。

小日向さん:
生瀬さんが演じた大介のセリフで「最短距離がベストな道のりとは限らない」というセリフがあるのですが、それが僕の好きなセリフです。

MC:生瀬さん、1ヶ月に及んだカリフォルニアでの生活はどうでしたか?また、ハリウッドからのオファーはありましたか?

生瀬さん:
それはちょくちょく来るんですけど、今はまだお断りしてます(会場笑)。カリフォルニアでは色々と楽しみました。皆さんにも見てもらおうと思って、今日は写真を持ってきました(と、言って、おもむろに自分の携帯を取り出した生瀬さんに会場笑い)。

MC:菊地さん、撮影現場はどうでしたか?

菊地さん:
お兄ちゃん、お姉ちゃんの下で、何をやっても許してもらえたので、自由にやらせてもらいました。私が1番楽しませてもらったと思います。ずっとこの撮影が続けばいいなと思いました。

MC:鈴木さん、これからご覧になる皆さんにお薦めのシーンを教えて下さい。

鈴木さん:
いっぱいあるのですが、コヒさんと生瀬さんのスパのシーンや、間欠泉を前にしたコヒさんの表情がオススメです。

MC:鈴木さんはオリジナルの「サイドウェイ」が大好きと伺っていますが、ご自分が日本版に出演することになって、どう思いましたか?

鈴木さん:
マヤの役を演じたヴァージニア・マドセンと同じ役を演じるのはプレッシャーでしたが、監督やアメリカ人スタッフと働く喜びがあったので、現場ではそれを忘れてしまいました。

MC:監督、魅力的なキャストが揃っていますが、撮影はどうでしたか?

グラック監督:
毎日が大変でしたが、とても楽しかったです。もっと一緒にやりたかった。この4人でなければ作れなかった映画です。

MC:小日向さん、最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。

小日向さん:
オリジナルもいい作品ですが、よりいい作品になったと思います。オリジナルよりももっと切ない作品に監督が仕上げてくれました。口コミで広がってくれるのが1番嬉しいので、たくさんの方に観ていただきたい作品です。よろしくお願いします。