本国での大ヒットはもとより、各国の映画祭や批評などで大絶賛の『母なる証明』。このたびポン・ジュノ監督と主演のキム・ヘジャ、ウォンビンが来日し記者会見を行いました。

■日 時■ 2009年10月27日(火)15:30〜16:30
■会 場■ セルリアンタワー東急ホテル 39F「ルナール」(東京都渋谷区桜丘町26−1)
■登壇者■ ポン・ジュノ(監督)、キム・ヘジャ(女優)、ウォンビン(俳優)/ 襟川クロ(司会)

ポン・ジュノ監督:新作を持って、また日本に来られたことを嬉しく思っています。日本でも(一般)観客の方に映画を観て頂けると思うと今から楽しみです。この作品では「母」をテーマにしています。全世界、どこの国でもお母さんはいるので、日本の方にも関心を持って観て頂きたいと思います。

(Q.「母」をテーマに映画を撮ろうと思った経緯は?)
今回、『母なる証明』の出発点はキム・ヘジャさんでした。韓国でキム・ヘジャさんは母親を象徴する存在なので、キム・ヘジャさんと一緒に映画を撮る=「母」をテーマにするということでもありました。その為、自然と「母」についてのストーリーを書き進めていったのですが、ここまできたら極限まで追い詰めてみようということになりました。
キム・ヘジャ このようにたくさんの方を前に緊張しております。劇中で息子を演じてくれたウォンビンは、愛らしい外見ももちろんですが、後輩としても愛すべき存在です。

(Q.「母親の愛情」というのはどのようなものだと思いますか?)
「母親の愛情」というのは無条件の愛情だと思います。この世の中に母親なくして生まれた人は一人もいません。ですから、母親はどういう存在なのかということを描いたこの作品を観て、色々なことを感じてもらえるのではないかと思います。
ウォンビン 皆さんに久しぶりにご挨拶することもあり、非常に緊張していますし、胸がときめくような思いをしています。
そして、何よりも気分がいいのは、ポン・ジュノ監督やキム・ヘジャさんと一緒に、皆さんにご挨拶出来ることです。今回日本で映画が公開されますが、多くの方に関心を持って頂きたいですし、多くの方の記憶に残る作品になって欲しいと思います。

(Q.「子供のような心を持ったままの純粋な青年」という難しい役でしたが、演じる上で心がけたことは?)
演じる上で、難しくもあり楽しかった点としては、トジュンという役は確かに純粋な部分を持っているのですが、上辺の純粋さだけでは観客の方にそっぽをむかれてしまうと思ったので、“彼の持つ純粋さとは何か”ということにこだわって演じようと、努力をしました。

10/31(土)より シネマライズ、シネスイッチ銀座、新宿バルト9 他 全国ロードショー!