社会現象となった『恋空』『赤い糸』を生んだ魔法の?らんどで、ケータイ小説アワード「ジャンル賞」「Hana*chu→賞」をW受賞し、異色のサスペンスタッチが女子中高生の間で話題となり爆発的に拡がったケータイ小説が原作の映画　『携帯彼氏』が本日公開し、これを記念してキャスト・監督による舞台挨拶を行いました。
主演は、2009年最も熱い注目を集める新人女優、川島海荷。親友役は、ドラマ「とめはねっ！鈴里高校書道部」の主演が決定している朝倉あき。相手役は、『ごくせん THE MOVIE』など数々の映画・ドラマで活躍中の石黒英雄。
フレッシュな顔ぶれが登壇いたしました！！

満席の場内。盛大な拍手の中、主演の川島海荷、朝倉あき、石黒英雄、船曳真珠監督が登場。

MC：それでは、まずは皆さんからひと言ご挨拶を頂きましょう。友人の死をきっかけに「携帯彼氏」をダウンロードしたことから事件に巻きこまれてゆく主人公・里美役を演じられました、川島海荷さんお願いします。
川島：今日は、『携帯彼氏』の初日にお越しくださいまして、本当にありがとうございます！上野里美役を演じました川島海荷です。撮影は3月だったんですが、今日まであっという間でした。
この映画は、原作が携帯小説なので、全編恋愛の話かなと思いきやサスペンスの要素もあって、私もどう演じようか、緊張していたんですけど、出来上がったものを観て、ドキドキハラハラなシーンもあり、キュンとするシーンもあるので、皆さんに楽しんでいただけるかなと思っています。気に入ってくださったら、2度3度と観てください！
MC：川島さんが、今日は皆さんがどんなふうに観ていただけるか不安だったようですが、皆さん、いかがでした？
場内、盛大な拍手が湧き起こる。
川島：出て来るときに凄い不安で、しかもこんなにたくさんの方が来てくれると思っていなかったので、本当に嬉しいです！　
ありがとうございます！
MC：ありがとうございます。それでは、里美の親友、由香役を演じられました、朝倉あきさんお願いします。
朝倉：はじめまして。朝倉あきと申します。今日は公開当日にお越しくださいまして、本当にありがとうございます。私も、（川島）海荷ちゃんや皆さんと一緒に、どんな風に観ていただけるんだろうねと、ちょっと不安になりながら待っていたんですが、こんなにたくさんの方々に拍手していただけて、ホッとしています。映画の内容をどういう風に思っていただけたか、リアルな声はこれから聞けると思いますが、いろんな方に、何回も観に来ていただけたらいいなと思います。
MC：ありがとうございます。続きまして、里美が憧れていた先輩、直人役を演じられました、石黒英雄さんお願いします。
石黒：今日は、皆さんお忙しい中来ていただきありがとうございます。直人役を演じさせていただきました石黒英雄です。
今回初めての女性監督だったので、現場に入る前は不安だったんですが、船曳監督が、自ら気さくに話しかけてくださって、芝居をやりやすい雰囲気にしてくださったので、安心して撮影ができました。「携帯彼氏」、面白かった方は、家族やお友達にぜひ薦めてください。よろしくお願いします！
MC：ありがとうございます。そして、「携帯彼氏」が劇場用長編映画のデビューとなる27歳の若手女流監督、船曳真珠監督お願いします。
船曳：私にとっては初めての劇場用長編映画ということで、今日を迎えられて本当に嬉しいです。こちらの3人のキャストや他のキャストの方、スタッフの方に支えられて、とても良い作品が出来たなと思っております。ありがとうございます。
MC：ありがとうございます。それでは、ここからは私から皆さんにいくつか質問をさせていただきます。
まずは川島さん。今回劇中で着ているその制服を、イベントの度に着ていましたよね。その制服を着るのが今日で最後になってしまうかもしれませんね。
川島：この制服を着たとき衝撃的だったんです。今の女子高生ってこんなに短いスカートはいてるんだーって（笑）。撮影が3月だったのでまだ肌寒くて、（朝倉）あきちゃんと「寒いね〜」なんて言ってたんですけど…　今ではだいぶ慣れてきて、もう着られなくなるのは寂しい気がします。
MC：実際に映画が出来上がって、「携帯彼氏」という映画で体験したことって多かったんじゃないですか？
川島：そうですね。今回、初めて主演をやらせていただいて、現場でも初めてのことが多くて。サスペンスをやるのも初めてで。
原作（の携帯小説）も、もともと大好きな作品だったので、（主演が決まったときには）凄く驚いて……　プレッシャーはありましたが、いいプレッシャーだったと思います。
MC：ありがとうございます。朝倉さん、今回特に怖がるシーンとか悲鳴をあげるシーンが多くて大変だったと思いますが、川島海荷さんと共演してみて、一緒に助け合えたな、と思ったことなどありますか？
朝倉：それはたくさんありますね。観てくださった方は分かると思うんですけど、私はかなりヘビーなシーンが多くて、“恐怖パート”だったので……　私自身、演技をしていて暗い気分になってしまうこともあったんですけど、海荷ちゃんと話すと本当に明るい気分になれて、現場もすごく楽しかったですね。海荷ちゃんが助けに来てくれるシーンは素で救われたというか。彼女の明るさには本当に助けられました。
川島：（照れながら）ありがとうございます。
MC：この映画って女の子の友情も描かれているので、この撮影に入って実際に友情が芽生えたりしたんじゃないですか？
朝倉：そうですね。最初は年の差もあって緊張してたり、お姉さんらしくしなきゃ、と思ってたんですけど、海荷ちゃんは凄く話しやすくて楽しかったですね。
川島：空き時間とか、いろいろお話しましたね。こういうサスペンスの映画なので、ちょっと怖い話をしたりとか……　撮影中は面白かったです。
MC：ありがとうございます。では石黒さん、今日の舞台挨拶でも分かるように、この映画はキャストさんもスタッフさんも女性が多いですが、実際現場に入ってみていかがでしたか？
石黒：すごい男臭くない現場でしたね（笑）。今まで、わりと男臭い現場が多かったんですけど、汗臭くない現場は初めてでした。でも、川島海荷さんも朝倉あきさんも、女性のスタッフさんも、皆さん強いな、と思いました。男っぽいというか、野心みたいなものを持っているので、見習いたいと思いました。
MC：川島海荷さんのファンの方もたくさん来ていますが、石黒さんは、川島さんと共演してみていかがでしたか？
石黒：15歳なんですが、考えがしっかりしていて素晴らしいと思います。そうは見えなくても、実はしっかりしていますね。
あれ？　俺、良いこと言ってるかな？
場内、どっと笑いが起きる。
石黒：でも本当にしっかりしていて、素晴らしい女性だと思います。
MC：無邪気だけどしっかりしているんですね。ありがとうございます。
　　　さて、船曳監督、本作が長編初監督ということでとても思い入れが強い作品だと思うんですが、ひとしおと緊張もあったんじゃないですか？
船曳：そうですね。今日は朝から舞台挨拶をさせていただいてるんですが、信じられない気持ちです。これだけ時間をかけて1つの作品を作るのは初めてだったので、本当に思い入れの深い作品になりました。
MC：監督からご覧になって、主演の川島海荷さんは、今後どんな女優さんになっていくと思われますか？
船曳：川島さんは、本当にエネルギーが凄いんですよ！　川島さんの持っている力で周りを魅了していく方なので、これからも魅力的なキャラクターを演じていってほしいと思います。
MC：それでは、最後に川島海荷さん。初主演ということで、ご自身でも頑張ったなと思うシーンもたくさんあると思いますが、みなさんへ見所やメッセージをお願いします。
川島：今日は観に来てくださって本当にありがとうございます。この映画は、携帯小説が原作なんですが、サスペンス、恋愛、友情といろんなジャンルが入っていて、今日も、女子高生の方だけでなく、いろんな年代の方が来てくださって凄く嬉しいです。いろんな方に楽しんでもらえる作品だと思うので、ぜひまた劇場に観にきてください。よろしくお願いします！ありがとうございました！
来場したテレビクルーへ向けて、お客さんも一緒に手を振ったりと、終始和やかなムードで舞台挨拶終了。

10/24(土)より 新宿ピカデリーほか 全国ロードショー!!