『(ハル)』以来13年ぶり完全オリジナル作品が登場!!10月21日、tohoシネマズ六本木ヒルズにて、映画『わたし出すわ』舞台あいさつが行われ、森田芳光監督をはじめ、井坂俊哉、山中崇らが登壇した。

森田監督は「今日は、ご来場誠にありがとうございます。東京国際映画祭という素晴らしいせきに呼ばれて、本当に光栄です。今日はまた独特の雰囲気の中で、誰よりも先に見ていただくわけですけれど、本当に楽しい作品になっていると思います。」と挨拶。
市電の運転手を演じた井坂さんは、「自分にとって…役者人生においてすごいチャンスを頂いたなと思っています。監督の13年ぶりの作品に。本当にワクワクしていました。その作品で今度は東京国際映画祭の会場に立たせて頂く事ができ、本当に有難うございました。」と喜びを隠せない一幕も。
マラソンランナーを演じた山中さんは、「この映画は見る人にとって様々な印象や感じ方がある豊かな作品だと思っています。是非楽しんでいってください。」とアピール。

その日は惜しくも、主演の小雪さんは行けなかったのだが、ビデオレターで挨拶し、監督・キャストらにもメッセージを言う一幕もあった。そして映画については「この映画は、お金に対しての価値観を考えるだけでなく、皆さんの心の中に何か・・・どういうものが人生において大切なのか。そういうものを考えさせられるきっかけになったら本当にうれしいなと思います。是非楽しんでご覧になってください。」と話してくれた。

監督へ小雪さんの事を、キャスティングした際、そして実際の撮影の違いを印象を聞かれると、「”お金をあげる”という表面的な話なんですけど、それですと生臭い話になりやすくて、あまり良い気はしないと思うんですけど、小雪さんの裏側というか、俳優としてのプライベートの部分がミステリアスな部分だと思うんですね。そういう女優さんは少ないと思うんですけども、彼女だったら、この役を無難にこなして、素晴らしい主人公になってくれると思いまして選びました。」と絶賛。
実際に撮影に入られてからも、小雪さんについては「正直僕は、仕事以外に役者さんに話す事以外なんて、ほとんどないんですよ。ですから仕事終わっても、主人公の”まや”でしたね。僕には。」と、語ってくれた。

10月31日(土)恵比寿ガーデンシネマ、新宿バルト9他全国ロードショー