10月19日(月)映画「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」クランクイン記者会見が赤坂プリンスホテルで行われた。本作で四人の“ゼブラ”達を演じることとなった哀川翔、仲里依紗、阿部力、井上正大、に加え“ゼブラーマン(04)”、“感染列島(09)”など多方面に活躍を見せる平野隆プロデューサー、さらに同じく今作では前作“ゼブラーマン(04)”に引き続きメガホンをとる三池崇史監督が10月24日のクランクインに向けて意気込みを語ってくれた。

前作“ゼブラーマン”では市川新市役として主役を演じ、「白黒つけるぜ」のセリフとともに実に200媒体もの取材をこなし、お茶の間を独占した哀川さんは、会見開始早々に「親戚でもないのにこんなに集まって頂いてすいません。髪の毛も白く、撮影もまだ始まっていないのにもうピークです。」と、哀川節全開で挨拶。
真っ白な髪についてMCから「髪も白くされて意気込みは十分ですか?」と聞かれると。哀川さんは「今回は死に物狂いです。前回も(撮影中に)両足肉離れがありましたからね。でも色々と改善できる点はある。若い三人も揃ってくれたし、エネルギーを貰い、新たな挑戦をしたいです。」と、前作に引き続きアクションの方にも期待大!

本作ではゼブラシティ都知事の娘にして、全市民のスーパーアイドル、ゼブラクィーン役を演じる仲さん(前日の18日で20歳の誕生日を迎える)は「昨日で20になりました。20になって早々すごい役を頂いて光栄です。今までは純粋系の役が多かったので今回は黒に染まろうと思います。」と、今回初めてとなるセクシー役もやる気は十分。

仲さんの発言を受け三池監督は「仲くんは20だけど、俺は50、だからもうすでに真っ黒です。(もう50だし)日本アカデミーでももらって過酷な現場から引きたいです、目指せ崔洋一!」と、会場の笑いを誘った。
さらにMCから「三池監督はドロンジョのイメージがあるのですが。」と言われると、三池監督は「なんでですか!?」と、するどいツッコミ。今作でも仲さんが着ることになる超セクシー衣装について聞かれると「(セクシー衣装の)理想は何も着ないことです、だけどそれだと(映画が)公開ができなくなってしまう、だからこれぐらい付けちゃえ!みたいな感じですね。でも(仲さんは)間違いなく映画史上最悪の女になると思いますよ。だって黒ゼブラですからね。ゼブラで黒ってどういうことですか。」と、前作に引き続き衣装でも度肝を抜くと宣言。

最後に三池監督は「(本作では)我々なりの白黒の付け方をした、完全に完結する。みなさんが怒るか、それともなるほどと納得するかどっちかでしょうね。」と、今回で完結するとも宣言。

哀川翔が体当たりで挑むアクション、仲里依紗にとって初のダークなセクシー役、四人のゼブラが生み出す壮絶な結末など。見ごたえは十分!

本作は2010年5月GWより全国公開。

(Report:木村高志)