一家団欒を芝の上で楽しむシーンになぞらえ、人工芝のグリーンカーペット上で、人から羨まれる家族をお持ちのゲストを迎えてのイベントを行いました。また舞台挨拶ではイメージソングを担当する〈一青窈〉さんの生ライブを行い、開場全体が暖かい雰囲気に包まれました。

【登壇者】
● 一青窈(33):(芝生の上でシャボン玉に包まれて歌った感想を求められると)初めてのことでとても幻想的で子供に戻った気がしました。この映画は人を思いやるが為に嘘をついたり、そういう人間の形が見られる泣かずにはいられない映画です。いっしょに見てたスタッフは大泣きして、いただいた『私の中のあなた』特製のポケットティッシュを全部使っていました(笑)父が5歳のときに母が中三の時に亡くなりました。母は胃癌だったのですが、自分は胃潰瘍だと聞いていました。全然知らずに楽しい学生生活を送っていたので、嘘を付きながらも家族を思いやる気持ちにとても共感しました。
● 香椎由宇(22):いつも監督の作品はきれいに泣かせていただいているのでこの後作品を見るのを楽しみにしていました。最近あまり泣いていないのでこの映画を楽しみにしていたんですよ。こういう映画のイベントに参加するのは初めてなのでとても新鮮です。家族がテーマの映画ですが、私も家族を守りきることが大切だと思っています。監督の作品はこの映画もそうですが、画の切り出し方が好きです。
● 哀川翔(48):見た人にハンカチを絶対忘れるなって言われました。この映画を見て切ない出来事をまっすぐ真剣に受け止めて、自分の生きる活力にしたいと思います。理想のパパの秘訣は、家族一人一人が自分の意見を言える時間をつくることが大事だと思います。あまり考えずに自分の言いたいことを言うことが大事だと思います。家族にとって必要なことは思いやりだと思います。自分が家族だなと感じるのは朝起きて朝食時にみんなの寝起きの顔を見るときです。
● ジャガー横田(48):この映画を見て、自分だったらどうするかを考えました。自分は外見は強い感じですが、内面的にも強くならなければいけないと思います。
● 木下博勝(41):日本はドナー不足が問題になっていてそれは日本にも当てはまる問題です。家族の一員が犠牲になる問題をちゃんと考えなければいけないと思います。(ジャガーさんからの「キャメロンと私どっちがキレイの質問」には)もちろんキャメロン!!(その後ジャガーさんからビンタが飛び眼鏡が壊れ、あわてて)ジャガー横田です!!(とフォローしていました。その後二人はキスで仲直りしました。)

ニック・カサヴェテス監督 舞台挨拶 @TOHOシネマズ六本木 スクリーン2

<挨拶>
今日は一日中、旅をしてなるべく早く来ました。ちょうど今来たことです。

MC:まだ、日本に着いたばかりで、分からないと思いますが、日本はどうですが?
監督:(スクリーン2内の照明をみて)光がいっぱい。照明がいっぱいです。

MC:全部監督用の照明です。
監督:そうじゃないと思いますがありがとうございます。

MC:なぜ映画化したのですか?
監督:小説があることは知っていました。
    私の真ん中の子供が病気で、病気の子供をもつ親、家族の気持ちはよく分かるので、この映画をより理解し、皆さんがこの映画を理解する手助けができると思ったからです。

MC:本作を通して伝えたいことは?
監督:映画をつくる上で、リサーチのため病院によくいきました。そこで病気の子や、病気の子を持つ親をたくさんみました。ただこの映画は、病気の映画ではなく、生きている間は<楽しもう>、そういうメッセージが伝わればと思います。
    この映画を観て、パーソナルで文化的にいい影響を与えられたらうれしいです。
    「私の中のあなた」をつくれてほこりに思います。