第2回したまちコメディ映画祭in台東:短編コンペティション『したまちコメディ大賞2009』
日本のコメディ発祥の地、「浅草」。日本有数の芸術・文化施設の集積地域、「上野」。この2つの地域を舞台に、昨日9月21日(月・祝)〜25日(金)まで、「映画(Cinema)」「したまち(Old town)」「笑い(Comedy)」という3つの要素をかけ合わせた日本初の大規模なコメディ映画の祭典、「第2回したまちコメディ映画祭in台東」(略称「したコメ」、第22回東京国際映画祭提携企画)を開催中です!したコメでは、映画人、地元の皆さん、観客が一緒に盛り上がれる仕掛けが盛り沢山!昨年の第1回よりもさらに楽しめること間違いなしです!!
「したコメ」初のコンペティション部門であり、豪華審査員たちが一般公募の短編コメディ作品を審査する「したまちコメディ大賞2009」が行われました。
●実施日時:9月24日(木)
●場所:浅草中映劇場
<「したまちコメディ大賞2009審査の模様>
一般からの応募総数207作品の中から厳選された10作品の上映が行われた。審査中ということを忘れるくらい、魅入ってしまう力のある作品ばかりで、客席、審査員席から笑い声があがっていた。
審査員による大賞と、観客のアンケートによる観客賞は、9月25日のクロージングセレモニーで発表される。
●審査員コメント
■大林宣彦監督:
愛を考えさせる作品もあった。会話劇やわけの分からなさが面白かった。アニメーション作品も素晴らしかった。
■岸本加世子:
見ごたえがあって、好きな作品ばかりだった。立ち上がって、拍手したいぐらい素晴らしい作品もあった。ありがとうございます、と言いたいぐらいです。
■堀部圭亮:
どの作品も、話の根底に孤独があるように思った。会話の面白さは日本語のリズムや(英語の作品も見て)またその逆にある距離間も面白かった。
■しりあがり寿:
ちょっとした言い回しなど、笑いってデリケートですね。全体的に、完成度が高くて、隙がなかった。コンペでここまでのものを見せられると、「新人らしくない」という贅沢な文句も出てします。
■いとうせいこう:
レベルが高くて、アマチュアの審査ではないみたいだった。この映画祭の為に、眠ってたのかなという作品もあった。完成度が高いだけに、ここにギャグを入れたらもっとよかったなあ、と思えた。