スズキさんにもダメ出し??〜映画『カムイ外伝』初日舞台挨拶〜
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19日、映画『カムイ外伝』の初日舞台挨拶が、丸の内ピカデリー2にて行われ、主演の松山ケンイチはじめ、小雪、伊藤英明、佐藤浩市、大後寿々花、小林薫、崔洋一監督ら豪華キャストが登壇した。
原作者・白土三平から”本物のカムイに出会ったような気がする”と言われた松山さんは、初日を迎えて、「白土さんにそう言って頂けて、カムイをやらせて一番の褒め言葉ですし、すごく幸せに思ってます。僕自身が、怪我で撮影を半年間中断させてしまった事もあり、撮るまで長い時間かかってしまったんですけど、無事に公開できる事になって、うれしく思います。」と灌漑深げな様子で挨拶。
ワイヤーはじめ、アクションを見事に演じきった小雪さんは、「私にとっては、初めての経験だったので、スタッフの力を借りてやらせて頂いたんですけれども、年を重ねてからできない事とかにチャレンジして、克服していく行為はとてもいい経験になりました。」と語ってくれたが、今後もアクション映画に出演したいか聞かれると、「ちょっと考えながら・・・楽しかったです。」と、教えてくれた。
真冬の兵庫県から真夏の暑い沖縄など様々な所で撮影。そんな中での崔監督と同じ時間を過ごした感想を聞かれると、小林さんは「そんな言い方だと、過ごしたかったわけじゃないんですけど。」と暴露。「1年かかりましたが、現場で崔監督は、私達はじめ助監督らに、怒鳴りまくってましたね。一番はCG使ってますけど、本物を使っている所もありまして、お魚は全部本物で、80cm級のスズキを鹿児島から200匹空輸しまして。実際に生きているスズキを使ったんですけど、すごいのは、そのスズキさんにもダメ出しをしてて、”さっきはできたじゃないか!”ってね。」と冗談にもとれない事実を暴露され、「してないよ〜!!」と監督は否定するが、小林さんに「真夏の沖縄でスズキさんはプレッシャーを感じたんでしょうね。翌日200匹いたスズキさんのほとんどがお亡くなりになられて・・・。」と明かされてしまい、観客を沸かせていた。急遽大分から150匹空輸した事で解決したそうだ。
舞台終盤には、音楽を担当した岩代太郎さん、子役の春名風花さんも花束を持って登壇し、映画の公開を祝福してくれた。
丸の内ピカデリー2ほか全国にて公開中!!