新たな新宿区文化事業プロジェクトとして本年より立ち上がる映画祭「シネ・フェスタ新宿」の、記念すべき第1 回作品に、映画『カムイ外伝』が選出された。
映画『カムイ外伝』は、一世を風靡した白土三平の同名傑作漫画を原作に、崔洋一監督が初実写映画化。主演の松山ケンイチさんを始め、日本映画界を代表する俳優たちが、肉体を駆使して挑む、今秋最大の話題作である。
「シネ・フェスタ新宿」では、『カムイ外伝』の監督・キャストによるレッドカーペットセレモニーを行い、休日の新宿通りは大いに盛り上がりをみせた。

レッドカーペットに登場したのは、松山ケンイチ、小雪、小林薫、大後寿々花、イーキン・チェン、金井勇太、
芦名星、崔洋一監督、倖田來未(主題歌)。登壇者がレッドカーペットに登場するたびに、大きな歓声が沸き起こった。
「シネ・フェスタ新宿」実行委員会会長の竹之内委員長、そして新宿区中山区長からの挨拶の後、松山ケンイチ、崔洋一監督が映画の魅力をコメントした。

□竹之内委員長「現在、映画の街として新宿は栄えております。みなさん、是非イベントを楽しんでいって下さい。安心・安全で賑わいのある街として、新宿をよろしくお願いいたします。」

□中山区長「新宿の街は、宿場の街から娯楽、文化の街へと新しい魅力をもちながら栄えてまいりました。みなさん、新宿で是非映画を楽しんでいって下さい。」

□松山ケンイチ「第一回の「シネ・フェスタ新宿」に『カムイ外伝』を選んでいただきとても嬉しいです。スタッフ全員で、本気で撮影に臨みました。長い撮影で大変でしたが、必死さが前面に出ている作品であると思います。アクション、人間ドラマ、どれも素晴らしいので、老若男女問わず全ての方に見てもらいたいです。是非、劇場に足を運んでみてください。」

□崔洋一監督「感無量です。本当にみなさんありがとうございます。第一回「シネ・フェスタ新宿」に選んでいただいたことは本当に嬉しいです。レッドカーペットを歩いてみて、皆さんのエネルギーを感じました。I LOVE MOVIE、I LOVE 新宿!!」

イベント終了後も、崔洋一監督と松山ケンイチが観客に向けて大きく手を振るなど、サービス精神一杯のイベントとなった。

生への渇望と情熱、生き抜く知恵と勇気を併せ持つこの映画が、大活劇の新しい刺激に加え、かつて映画が本来持っていた熱狂や興奮を再びもたらしてくれるに違いない。
映画『カムイ外伝』は、2009年9月19日、丸の内ピカデリー2ほか全国ロードショー

(Report:木村高志)