ワーナー・ブラザース映画ではこの9月12日(土)、小栗旬主演最新作「TAJOMARU」を公開する運びとなりました。本作は、芥川龍之介の「藪の中」に登場するキャラクターで、本作は、原作のキャラクターを生かしながらも原作にはないオリジナルのストーリーで新たな多襄丸を誕生させました。監督は、『SF サムライ・フィクション』の中野裕之。最高の共演者と、最高の役どころも揃い、小栗旬のTAJOMARUが乱世に吠える!

このたび、9月12日の全国公開に先立ち、芥川龍之介の母校・東京大学の安田講堂にて東大生を中心とした聴講生を前に公開講座を行いましたので、ご報告させていただきます。小栗さんは、一般の人との質疑応答などに参加するのは初めてとのことです。
東大生や、一般の聴講生を前に、白熱したティーチインを行い盛り上がりました。

講師:小栗旬、柴本幸、田中圭、やべきょうすけ、萩原健一、中野裕之監督、山本又一朗プロデューサー、亀山千広プロデューサー、濱野保樹(東京大学大学院教授)

MC:質問のある方は、挙手お願いいたしまうす。
学生:この映画のテーマの一つに理想のリーダー像というのがあるのと思いますが、つい最近日本のリーダーも変わりました。今の日本に必要なリーダーの条件は何だと思いますか?
小栗:ん〜、難しいなぁ。リーダーの条件かぁ。極力弱みを見せないことかな。舞台や映画でも主役をやれば、現場の雰囲気つくりも大事にしたい。ピリピリしている現場もいいかもしれないが、辛くても過去過酷な状況でも、笑っていられる状況を作りたい。

MC:今の若い、草食系男子をどう思いますか?
萩原:今の時代、色気より色香を振りまく時代でだと思う。日本人の持つ品の良さが見直されているんだと思うよ。
小栗:草食系男子ってどういう人のことを言うんですか?
MC:例えば、田中さんは草食系、やべさんは肉食系ですかね。ちなみに柴本さんはどちらが好きですが?
柴本:肉食系です!
萩原:実は、僕肉食系です!(笑)
やべ:じゃあ、僕も肉食系(笑)

MC:映画「TAJOMARU」を通じて、伝えたいことは何ですか?
小栗:僕は好きな役者の仕事をできてすごく恵まれていると思うんです。今の僕達の世代でいうと、就職難とか自由がないとか、生きづらいとか聞くけど、TAJOMARUの時代は今よりもっと生きづらくて自由がなかったと思うんです。だからこの映画を見て、自分たちよりもっと大変だった人だちがいたんだと知って、明日への活力にして欲しいと思います。

MC:最後に濱野教授、総括をお願いします。
濱野:実は、この安田講堂はネクタイしないと上がれないんです。
一同:エー!!!
濱野:冗談ですよ(笑)。でも、ノーネクタイで上がったのは皆さんが初めてです。
会場:エー!!

タイトル:『タジョウマルTAJOMARU』
公開表記:9月12日(土)、全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画