8月26日、TFMホールにて、9月5日より全国公開となる映画『幸せはシャンソニア劇場から』の試写会が行われました。
映画にてドゥース役を務めているノラ・アルネゼデールさんが、このためにフランスから来日しました。
彼女は、弱冠20歳の、今フランスで最も注目を浴びている大型新人女優であり、日本への訪問は今回が初めてでした。

(インタビューの内容の一部を抜粋)

司会者 「初来日ということですが、日本の印象はいかがですか?」
ノラさん「日本はとてもすごいですね。今度はもっとゆっくりと観光したいです」
司会者 「どこをゆっくりと観光してみたいですか?」
ノラさん「渋谷ですね。今日もこちらに来る前に5分間だけ寄ったのですが、若者の街ということもあり、とても賑やかでしたね」
と、緊張した装いを見せず、堂々と質問に答えていました。

また、ドゥース役に選ばれるまでの経緯について聞かれると…。
ノラさん「3年前に、ドゥース役に合格したという連絡を、南仏で家族と過ごしていた時に受けました。合格したことが信じられなくて、5分間ずっと笑い転げていました(笑)」
「それというのも、当初、私は監督からドゥース役には若すぎると言われていたのです。しかし、どうしてもこの映画に出たいため、脇役のオーディションに参加する内に、監督に気に入られ、このドゥース役を獲得しました」
と、会場を沸かせつつ、質問に応じていました。

また、当日、会場では、ドゥースが映画の中で歌った歌もお披露目されました。
ノラさんは、聞いた人の心を穏やかにさせるバラード調の曲をしっとりと歌い上げ、多く
の人がその歌声に聞き惚れました。

さらに、ここで、ノラさんをエスコートするため、とあるCMのこども店長でおなじみの
加藤清史郎くんが、ノラさんへの手紙を持って登場。
会場内は黄色い悲鳴で埋めつくされました。
加藤くんは、たどたどしいフランス語で、ノラさんが日本へいらしてくれたことへの喜び
の気持ちをしっかりと伝えました。
それを聞いたノラさんは、
「一緒にパリに行って、歌を歌おう!そのためならば、日本語も習います」
と、感謝の気持ちを表しました。

最後に、花(華)の都・パリにちなんで、華道家の假屋崎省吾さんが、両手いっぱいの花
を持って登場。
ノラさんは、税関に呼び止められないかと心配しつつ、花束を嬉しそうに受け取りました。
假屋崎さんは、ここ1週間、毎晩この映画を見ており、今日もサウンドトラックを聞いて
から会場へ来たことを明かしました。

舞台から去る間際、ノラさんは、映画を見る人たちに向けて、
「この作品を、見た人すべてに気に入ってもらえたら、嬉しいです。
上映中は、撮影・録音は絶対にしないでくださいね!」
と、ユーモアを交えつつ語りました。

(Report:角田 あずさ)