実際に南極観測隊員として料理を担当していた西村淳のエッセイ「面白南極料理人」を原作に、若き新鋭・沖田修一監督が商業映画デビューをかざった映画『南極料理人』。

氷点下54℃、標高3810m、生物はおろか、ウィルスさえ生存できない極寒の南極ドームふじ基地を舞台に、観測隊員8人の男たちの究極の単身赴任を描いている。

知られざる南極での生活や仕事、離れている家族を思う気持ち、絆を深めていく隊員たちの日々、そして思わず腹の虫がなる料理の数々に、映画を観終わった後は、おなかも空いてくるだろう。
極寒だけど、心がほっこりあたたかくなる。

テアトル新宿にて映画『南極料理人』初日舞台挨拶が行われ、沖田修一監督、堺雅人、生瀬勝久、きたろう、高良健吾、古館寛治、黒田大輔、小浜正寛、豊原功補、小野花梨と豪華メンバーが登場した。

□登壇者からの挨拶□

(堺雅人)「家族の元を離れた南極生活でのお話です。キャストのみなさんのおかげで、とても思い出深い作品となりました。ありがとうございます。」

(生瀬勝久)「今日はようこそお越し下さいました。皆さん、観終わったら涙なみだですよ(笑)ハンカチの準備をお願いします。」

(きたろう)「隊長を演じました。深く意味を考えすぎずに、フラッと観に来てもらいたい映画ですね。」

□質疑応答□

Q高良さん、先輩の俳優の方たちとの共演はいかがでしたか?

(高良健吾)「現場を楽しみました。先輩方のような大人になりたいと思いました。」

Q古館さん、すごくお気に入りの食べ物が食べれなかったとか。

(古館寛治)「はい、カニが大好きなのですが、僕だけ食べれなかったんです。映画で確認して下さいね。」

Q黒田さん、メンバーの方との思い出は?

(黒田大輔)「撮影は和気あいあいとした雰囲気でした。キャストの方と沢山お話したのですが、何をはなしたかあまり覚えてないのです(笑)」

Q小浜さん、撮影中に素敵な発表があったそうですね。

(小浜正寛)「はい、撮影中に子どもが生まれました。皆さんがとても気遣ってくれて、子どもの名前なんかも考えてくれました。“みなみちゃん”とか“ひょうごくん”とか(笑)昨日から離乳食に入って、すくすくと育っております。」

Q豊原さん、非常に仲が良いメンバーですね。

(豊原功補)「本当に楽しい撮影でした。皆さん、いい意味でとても好き勝手で(笑)」

Q沖田監督、『南極料理人』の撮影はいかがでしたか?

(沖田監督)「監督している時は夢中で仕事していたので実感がなかったのですが、振り返るととても楽しかったんだなと思います。幸せでしたね。」

Q花梨ちゃん、パパ役の堺さんは、どんな方でしたか?

(小野花梨)「すごい立派な方なのにとても優しかったです。また今日会う事が出来て光栄です。」

家族と離れてさみしいけれど、どんなときも、おいしいものを食べると元気になれる!
映画『南極料理人』はテアトル新宿にて公開中、8月22日より全国拡大!

(Report:椎名優衣)