小泉改革では何も変わらなかった?!
“投票するより出馬しろ!”

現在、「選挙イヤー」となる今年、想田和弘監督の最新作である『精神』の公開を記念しまして、監督の観察映画・第1弾であるドキュメンタリー映画『選挙』の再上映しております。
本日、7月30日にライズX(渋谷)にて、本作の主役である「山さん」こと山内和彦氏、想田和弘監督、そして、「選挙は投票するより出馬しろ!」とおっしゃる大川興業総裁の大川豊氏をスペシャルゲストとしてお招きし、トークイベントを開催いたしました。

場内白熱!選挙戦さながらの大盛り上がり!!
日本を変えるのは、あなたの一票です!!

■日時・場所 7月30日(木) 21:30〜 @ライズX (渋谷区宇田川町13-17 ライズビル)  
■登壇者:山内和彦(44) 想田和弘(39) 大川豊(大川興業 総裁 47)    ※敬称略

監督:大川さんには、「選挙」へコメントもいただきましたよね。
山内:あの頃から、投票するより出馬しろ、とおっしゃっていて。僕が当選したの覚えてますか?
大川:覚えてるよ。素直すぎるから笑ったねー。訳分からないおっさんの言うこと聞いて。今回の選挙は出馬しないの?
山内:電話を待っているけれどないんです。
大川:幸福実現党ができたじゃない。あちらも“大川総裁”だから、出馬すると決まったとき、僕の方に「ついに出馬してくれたんですねー」とか問い合わせがうわーっときて!でも党員の方も、あちらの大川総裁が僕に似せるためにダイエットしているって言っていた(笑)。そういえば、選挙に出ようと思ったきっかけは?なんで公募に乗っかったの?
山内:元々、選挙に出たいという気持ちはあったので。そんなときに公募があるのを知ってこれはチャンスだと。小泉改革真っ只中で、僕も構造改革は必要だと思ってて。
監督:小泉さんが人気の時だったよね。小泉さんと握手できたって喜んでいたし。
大川:騙されたねー。のせられたねー。
山内:親が郵便局員だったから、当時は相当色々言われました。実家は四国ですが、実家の近くはもう郵便1件もないですよ。
大川:例えば、簡保の案内にいったついでに、郵便をあずかったりすることもあるわけで、郵便事業と、為替と、貯金と。それぞれが一つのところでやれるから、とても合理的なシステムだったのに。それぞれの部門を切り離して、一般企業のように民営化しても駄目なんだよ。
山内:一年半議員やってその後の選挙に出なかったのは、自分の考えと党の目指すものがやっぱり違うと感じたからなんですよね。
監督:そうそう、撮影していて面白かったのは、候補者の山さんが自分で決めて行動することがなくて、指示されたとおりにやっていたこと。
山内:ポスターも切手風にしたいって言ったのに(※山内さんの前職は切手コイン商)、係りの人に「遊びじゃないんですから」って言われてしまいました。
大川:選挙は、遊びなんだよ!!

<来月に迫った衆議院選挙をにらみ、“選挙”に対して一言>
大川:立候補しなくても、選挙活動期間中に選挙パフォーマンスしよう。「投票に行きましょう」ってしめて。警察に何か言われたら「啓蒙活動です」ってごまかしちゃえばいいんだよ。

山内:皆さん、とにかく選挙には行きましょう。投票もしないで、首相がどうのこうの言っているのは違う。
意思表示をしましょう。白票も僕は意思表示だと思っています。

監督:ある試算だと、投票には、320万円くらいの価値があるらしい。買い物をしにいく気持ちで、選挙に行けばいいんですよ。
   皆さん、山さんみたいに騙されないように(笑)                         

(以上)