ぴあフィルムフェスティバル・アワードの2007年に『剥き出しにっぽん』でグランプリと音楽賞を獲得した石井裕也監督の第19回PFFスカラシップ作品『川の底からこんにちは』が完成。
ぴあフィルムフェスティバル2009において恒例のプレミア上映が行われました。
荒木啓子ディレクターより紹介され、監督の石井裕也、主演の満島ひかりさん、遠藤雅さんが登壇し挨拶を行った。

石井監督は冒頭挨拶で「一生懸命やりました」とコメント。
満島ひかりさんは「脚本を読んで、絶対に出たいと想いました。監督とは歳が近いので現場でもスタッフからは、いろんなことを言われましたが、なぜか仕事の現場というよりも地元で好きなことをやっているという気持ちになって、これからスクリーンで登場する面白いおじちゃんやおばちゃんに支えられてとても面白い現場でした。自由にさせていただきました。」
遠藤雅さんは「今回、自分の中で手ぶらで現場に挑んでみたいなと想っていまして、石井裕也色に染まって見たいなと想っていたのですが、監督についていくだけでも大変で、今まで演じたことのないようなキャラクターになっていると想います。今日、作品を拝見するのが楽しみです。自分のデビュー作が同じく第6回スカラシップ作品の橋口亮輔監督の『二十才の微熱』でそれから17年、また参加できてうれしいです。」
とコメント。

本作は、海外などの映画祭での上映を目指し、2010年一般に公開されます。

(Report:Yasuhiro Togawa)