シリーズ開始から22年、通算22作、ついに“ファイナル”を迎えることとなった
国民的人気映画『釣りバカ日誌』シリーズの最新作、『釣りバカ日誌20 ファイナル』が、7月6日(月)、東映東京撮影所にてクランクアップとなりました。

当日は、主人公のハマちゃんが暮らす「浜崎家」のセットで撮影が行われました。
全シーン撮影終了後には、花吹雪の舞い散る中、主演の西田敏行、三國連太郎の他、レギュラーの浅田美代子、奈良岡朋子、中本賢に、朝原雄三監督より花束が贈呈され、
それぞれが長年続いたシリーズへの思いを、涙ながらに熱く語りました。

西田 敏行(浜崎 伝助役):
みんなどうもありがとう!お疲れさまでした。
22年やりぬいたという感慨が胸にいっぱいです。
スタッフみんなと、この映画をずっと愛してくれたお客様と、そしてすばらしい共演者のおかげで、ここまでやってこられました。
そして何といっても、三國連太郎さんと22年、こうやってプログラムピクチャーでご一緒できて、本当に嬉しく思っています。ありがとうございました!

三國 連太郎(鈴木 一之助役):
私にとって連続ものの作品というのは おそらくこれが最初で最後になると思います。
西田さんと初めてお目にかかった頃は、まだ青年というか少年というか、非常に初々しい印象でした。それが今、22本ご一緒することになり・・・
釣りバカ日誌は、プログラムピクチャーの中でも、新鮮な社会性をもった作品であったと記憶しています。
西田さんとは、今後も機会があればご一緒させていただければ大変光栄です。

浅田 美代子(浜崎 みち子役):
私は途中参加でしたけど、緊張して初めて現場に来たときに、ハマちゃんや現場のスタッフの方が本当に温かく迎えてくれたおかげで、すんなりと入ることができました。
毎年5月になると釣りバカの季節だなーと思って、本物の家族のように同じ顔ぶれが揃ってすごく楽しみだったので、来年からなくなると思うとさびしさでいっぱいです。
頼りないみち子でしたけど、色々支えてくださった皆さん、ありがとうございました!

西田:
色々な映画があっていいと思います。
ただ本当に楽しい映画、家族みんなで映画館にいくのが楽しみになるような映画、そんなプログラムピクチャー、これからもぜひ作り続けてください!

<以下、囲み取材より>

■22年振りかえって、どうですか。
西田:人生で「感無量」という感じの想いをもつことは、そう無いと思うのですが、今日は本当にその言葉が、非常に重く、胸にずしーんと、きています。

■今日はファイナル作品の、最後の撮影でしたが、何を思ってのぞまれましたか。
西田:色々、走馬灯のように、過去のことが思い出されてきましたね。
初めて浅田さんがセットにきたとき、緊張した面持ちで「私、セクシーじゃないからごめんなさい」といったことがあまりにいとおしくて、思わず抱きしめた記憶が あります。
スーさんは撮影前によく「僕が君の玉を受けるから、なんでもいいから堂々と、玉を投げてきなさい」とおっしゃってたのに、撮影に入ると逆にいつも剛速球の玉を投げてくるので、裏切られた気持ちでいましたね(笑)

浅田:釣りバカは私にとって一つの家族のように思ってて、前からずっといたような存在だったので、最後だとは考えないようにずっとしてきたんだけど・・・
今日終わって、バラバラになってしまうと思うと・・本当にさみしいです。
このようなお二人(西田さん、三國さん)のお芝居をそばで見ていられて、私はなんて幸福なんだろうといつも思っていました。

■三國さんとの共演について
西田:北海道で、みんなで過去の三國さんの作品DVDを取りよせて、「異母兄弟」「切腹」「飢餓海峡」を一緒にみたんですが、あまりにすごくって・・・このような、三國連太郎さんという役者さんと、今「ハマちゃん」「スーさん」といいながらご一緒してるかと思うと、申し訳ないような、ありがたいような気持ちでいっぱいになりました。

■22作続いた映画「釣りバカ日誌」シリーズについて
西田:釣りバカは、日本の映画館で公開されてきた伝統的なプログラムピクチャーの一つ。今はデジタル化して自分で色々な情報を取り込むこともできるんだけど、昔のような、映画館に行って暗闇の中からずーっと入っていって、みんなでスクリーンを眺めて夢の世界を共有するような空間も、なくなってほしくないなと思う。釣りバカはそういった、本当の意味での大衆娯楽作でした。
今後も、松竹に限らず、そういう作品を作り続けてほしいです。

三國:こういうプログラムピクチャーが成功したのは、西田敏行という俳優がいたからだと思っています。彼は、型破りのリズムをもっていて、私もそこから大きな影響を受けましたし、勉強にもなりました。今後もまた喜劇に臨む時には、彼の後ろ姿を思い出しながら、僕もそのリズムを真似して、やっていきたいと思います。
(寂しさはありますか?)
寂しさはないけど、いつかまたこの人と会うような因縁を感じています(笑)

西田:「ゴッドファーザー」を見た時、マーロンブランドはすごい俳優だなと思っていましたが、今は「日本には三國連太郎さんがいるじゃないか!」と言いたいですね。それほどのお方だと思っています。

■映画をご覧になる方へのメッセージ
西田:
22年の集大成になっています。映画って楽しいな、と感じられる、昔なつかしい作品。
お正月、初詣の帰り道に、皆さんで見に行ってくれたら・・・嬉しいなぁ!

三國:
今回の喜劇はすごい作品になったと、本気で感じています。朝原監督は、今後日本の喜劇を代表する監督になるのではないかと思っています。

22年の思いをこめて、『釣りバカ日誌20 ファイナル』はいよいよ今冬、

12月26日(土)より全国お正月ロードショーです!

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