戦う男の挑戦状。
伝説のカリスマの実像に迫る、刺激的なアーティスティック・ドキュメンタリー!
抜群のクオリティと手作りへのこだわりでデイビッド・ベッカムやリアム・ギャラガー(Oasis)、ミュージシャンやアーティスト、モデルたちに絶大な人気を誇り、世界の超一流バイヤーたちの間にもその名を轟かせる注目のレザーブランド「BACKLASH」。そのスーパー・ブランドを率いるのは“メイド・イン・ジャパン”にこだわる職人気質のオーナー兼デザイナー、片山勇。商品そのものの魅力だけでなく、彼自身の持つ人間的魅力で多くの仲間やユーザーに熱く支持され、絶対的信頼を受け続けるこの男は何者なのか?

レザーに命をかけたプロフェッショナルの美学と戦いを描いた、映画『イサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフ』初日舞台挨拶が25日(土)に行われた。

登壇したのは、牧野耕一監督、片山勇、谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)、GLAY (TAKURO、HISASHI)。
GLAYの2人は、今作品のサウンドトラックを手がけた新ユニット『AUDIO 2 AUDIO』の正体でもある。

以下、登壇者コメント。

片山:片山勇です。本日はこんなにも沢山の方に見に来て頂いて、本当にありがとうございます。
この映画は友情の上になりたっている作品なので、是非とも友情の結晶を見てください。

谷中:東京スカパラダイスオーケストラの谷中です。どうも、こんばんは。本当に片山さんは男として、友達として、兄貴として、そして一人の父親として、人生に肉迫したすごい一世一代の映画に僕が出れて光栄だと思っています。皆様も是非とも楽しんでいって下さい。

TAKURO:今日はお忙しい中、本当にありがとうございます。本日は「AUDIO 2 AUDIO」として舞台に立てることをすごく光栄に思います。片山さんとは10年来の付き合いなんですけどもこの映画に関わることができてミュージシャンとしても友人としても、すごく光栄です。ありがとうございます。今日はゆっくり楽しんで行ってください。

HISASHI:はじめまして「AUDIO 2 AUDIO」のHISASHIです。この度はこんな素敵な作品の音楽に携わることができて本当に光栄に思っています。今日は最後まで楽しんで行ってください。

牧野監督:どうも皆さん、ようこそ。監督の牧野です。
今日は初日なんですけども、こんな素敵な劇場で豪華な登壇者の皆様とこういう日を迎えられたことは感無量で、うれしい出来事です。
Roniさんが、いい男、いい女になりたい人に是非とも見て頂きたいMOVIEと言って頂けましたけれども、いい意味で本当に悪い男たちしかでてこない映画なので、これからの上映を楽しみにして下さい。

牧野監督:(片山勇との出会いについて)今、隣にいる東京スカパラダイスオーケストラの谷中さんに、すごい人を紹介すると言われまして。でも本当にすごい人って十人に一人ぐらいって確率なんですね。そんな一人を紹介して頂けるんだなと思っていましたが、その日中に抱擁とキスまでされそうになりまして、男っていいなってとこまで連れて行ってもらいました。

MC:その時は片山さんで映画を撮ろうという予感はありましたか?

牧野監督:そうですね自分も映像をやっていましたので、すごく魅力的な被写体だと思いました。
出会いの運がありました。

MC:自分自身の人生が映画になった感想は?

片山:本当にすごいことになっちゃいました。まさか本当に公開するまで行けると思ってなかったですけど。この映画は2年かかりまして、監督は暮らしながら撮るという感じなのですが、自分は革の仕事をしている人間なので撮られ慣れていないのですけれど、最後の方は
カメラをぜんぜん意識しないで、自分の自然な感じを全てさらけ出しました。

谷中:本当この映画で僕なんてちょい役で。谷中のちょい役シリーズで、まさかこんな舞台に呼んで頂けて光栄です。牧野耕一監督は「CATCH THE RAINBOW」という映画を昔撮って頂いたんですけど、その映画の中でパンツ一丁にさせれました。その映画は公開しましたけど、よくマネージャーがOKしたなと。

MC:「AUDIO 2 AUDIO」というユニットで、音楽シーンとしては一大事件というところもあったのですけども。今回は曲を書き下ろしなされたということですが、どういうご関係だったのでしょうか?

TAKURO:僕と片山さんと知り合うきっかけになったのも谷中さんだったのですが、ずいぶん前に谷中さんと恵比寿で飲んでいるときに近くに沢山友達が集まっているので「行こうよ」と誘われ行ってみたら、一際、神様のような人がいて。人生において一大事件といいますか。
それから何年も飲んでは語り合うということがありました。音楽を作るうえで自分にとって一番に参考になったのは片山さんで、ブレないってことですね。30代を過ぎてからは毎日が決断しなければいけないような、そんな世代に入ってきて、自分たちとても迷いの連続でしたけども、片山さんの作品、片山さんの佇まいっていうのは、いつ会ってもブレなかったので、音楽としては非常に作りやすかったです。それからはきれいな酒の飲み方を教えたもらったりしました。僕はこの人本当に好きだなって思った人には、片山さんの作品をプレゼントするというのを決めていて、だから異見を通して解り合えた時に初めて片山さんのお店に行って、なにか一点買い、その人に友情の証のようにそれをプレゼントしています。そういう人生の深いところまで入ってきてくれてますので、最初に言ったように僕にとって今回、関われたことは本当に光栄なことですね。

MC:同じようにHISASHIさんから見た片山さんはいかがですか?

HISASHI:片山さんに初めて会ったときは深夜のクラブで物凄く暴れてたんですよね。ジャック・スパローみたいなひとだな〜と思ってまして、僕的には鮮烈な出会いでした。そのような面もあったり、映画の中で変わったりする気持ちが表れているシーンがあったりして、今回は映画のサントラじゃなくて、片山さんの人生のBGMを作る役なんだな〜と思ったらさらに自宅で緊張しまして、ずっと「BACKLASH」服を着ながら曲を考えていました。
でも普段のGLAYとは違った活動で、すごく絵に音がついてくるという出会いが、素晴らしいものだと感じさせる作品になっていると思います。

TAKURO:皮に対する片山さんも素晴らしいと思いますけれども、自分のお父さんそして自分の息子さんと三代続いて脈々と流れる家族の肖像みたいなものは、僕は今回観てほしいと思うところなので、気にかけて頂けると嬉しいです。最後まで楽しんでください。

牧野監督:今、皆さん片山さんのことを褒めすぎているとこがありますので、僕は谷中さんが完全に映画の中で泥酔していますのでそんな谷中さんに注目して観て頂きたいと思います。
えーと先ほど舞台挨拶前に劇場の中でネタばれ的にかかってしまっていたエンディング曲なんですけれども、TAKUROさんが片山勇さんのために書き下ろした曲です。
それとHISASHIさんを中心にかいて頂いた「AUDIO 2 AUDIO」のサウンドトラック。
自分は映画ファンで、色々な映画を観てきたのですけれども完全にサウンドトラックを超えている物凄いサウンドになっていますのでそこにも注目して聞いて頂けると楽しいかなと思います。
あと司会のRoniさんも本当にありがとうございました。