映画『ココ・シャネル』の公開を記念し、知花くららさんをお迎えしてスペシャルトークイベントを実施致しました。

MC:本日は、映画『ココ・シャネル』の公開を記念致しまして、ゲストの方をお招きしてお話をお伺いしたいと思います。『美しさは武器、装いは知恵、謙虚さはエレガント』——。映画の中のセリフにもあるシャネルの名言に正に相応しい方、モデル・リポーターとしてご活躍の“知花くららさん”です。
知花:みなさん、こんばんは。知花です、よろしくお願いします。

MC:早速ですが、知花さまには皆さんより少し先に『ココ・シャネル』をご覧いただいております。まずは映画『ココ・シャネル』は、いかがでしたでしょうか?
知花:まず観た最初の感想は、「へえ〜、そうだったんだ。」っていう感想ですね。やっぱりココ・シャネルという女性の人生を今まで詳しく知らなかったものですから、「こんなことがあったんだ。こんな思いを持ってクリエイションを続けてたんだな」と、なるほどと思う部分がたくさんありました。

MC:世界中の女性の憧れ“シャネル”というブランドで、私達は本当によく知っていて憧れを抱いていますが、どのような形でブランドが出来上がり、どのようにしてココ・シャネルが作り上げていったのか、ということは、実はあまり知らない部分が多かったりするんですよね。
知花:そうですね。なかなかデザイナー本人や創始者本人のいきさつは知らなかったりするじゃないですか。でも、そこには素敵なエピソードがあったり、すごく熱い思いがあったり、裏のストーリーがあるんですよね。

MC:ココ・シャネルは恋人との別れや戦争など、時代に流されながらも世界的デザイナーにまで登り詰めました。自身のスタイルを貫き通し、まさに“自立した女性”のさきがけといっても良いのではないかと思います。知花さんは女性として“シャネル”の生き方に共感を覚える事はありましたか?
知花:シャネルの生き方を見ていたら、“自立”っていうことがキーワードですよね。彼女の生い立ちから、きっと始まっているんでしょうけど、やっぱり「自立していきたい!女性として生きていく上できちんと自らの足で立ちたい!」という思いが映画を観ていてもすごく伝わってきました。それともうひとつすごいなと思ったところは、大好きな男性に「君の情熱は何だ?」と聞かれて、帽子作りを一所懸命始めるんですが、そういう風に「君の情熱は何だ?」と問いかけられた時に答えられるって「なんて素敵なんだろう!」って思うんです。

MC:そうですね。私達は突然そんな問いを投げかけられたらとまどいますよね。
知花:答えに迷っちゃいそうですが、彼女の場合は帽子やお洋服であったり、スタイルであったりと、何かを作り出していくことなんですね。それは同じ女性としてすごく尊敬しますし、憧れますし、「いいな、私もそんな生き方したいな」って思います。

MC:今でこそ“自立”ということは女性にとって、「頑張ればそうなれる」というものになりましたが、ココ・シャネルが生きた時代には本当に難しいというのもよく伝わりましたよね。
知花:時代が動いて今に至るわけですが、今の女性のスタイルが確立されるまでには、色々と歴史がありましたからね。もしかしたら、今ではそんなに困難じゃないことも、彼女が生きていた時代ではありえなかったり、非常識だったりしたんでしょうね。

MC:でも、自分のスタイルや、やりたいことを貫き通したからこそ、今私たちがココ・シャネルが作り上げたブランドを楽しむことが出来るということですよね。
知花:やっぱり“情熱に突き動かされた人生”って素敵ですよね。そのように生きたいですね。

MC:さて少し映画のストーリーにも触れてしまいますが、ココ・シャネルは27歳の時、最愛の恋人からプロポーズを受け、人生の転機を迎えます。ちょうど現在同じ年齢の知花さんが、もし同じ立場でしたらどう答えますか?

知花:すごく素敵な人ですごく大好きだったら、もしかしたら「はい、結婚します!」と言っちゃうかもしれないですね。でも、迷うと思います。この映画を観てて、すごく共感した部分が彼女の“自立”への思いなんですね。「もっともっと女性として、一人でお金も稼ぎたいし、一人で生活できるようにもなりたい」という思いもよく分かりますし。でも、やっぱり結婚したいじゃないですか(笑)。私だったら迷うだろうな、と思って観てました。

MC:ココ・シャネルは2人の男性との出会いによって大きく運命が変っていきますが、知花さんは運命を変えるような方との出会いはありましたでしょうか?
知花:いや〜、まだないですね(笑)。もう少ししたらあるかな? でも、まだないですね。

MC:男性に限らず例えば女性でも「こういった人との出会いがあったから、今の自分がここにいる」という事はありますか?
知花:それはもちろんですね。今までお付き合いしてきた方々もそうですし、例えば同性のお友達や大切な仲間もそうですが、友人の存在があるからこそ、今までの出会いが積み重なってきたからこそ、今の私がここにいるわけであって、それなくしては語れないですよね。

MC:この先も色々な方と出会って、知花さんの人生も変わっていくのではないかと思います。
知花:楽しみですよね。一期一会ですし、例えば明日起こることはわからないじゃないですか。すごく素敵な方に出会うかもしれないし、明日海外に行っちゃうかもしれないし、何が起こるかわからないそんな毎日の中で、自分を磨きながら、楽しく、女性でいることを楽しみながら生きていけたら、すごく素敵だなと思います。

MC:皆さんはこれから映画をご覧になって、色んなことを感じられると思います。「なるほど!」という名言が多いですよね。きっとひとつふたつは、「これを胸に刻んで、これから生きて行こう」と思われるような言葉があると思います。
知花:女性として生きる為のヒントになりそうなフレーズがたくさんありますよね。思わずノートに書き留めたくなりますね。

MC:皆さんも何かに出会ったら、胸にしまってこれからの人生を考えて頂きたいと思います。                   さてココ・シャネルは、ファッションへの野心と、燃えるような愛を貫き生きた女性でした。最後に知花さんから、仕事と恋愛に一所懸命生きる現代の女性たちへの応援メッセージをお願いします。
知花:私もお仕事を始めて今年で3年目になります。少しずつお仕事のこともわかってきて、楽しさもわかってきたところです。でも、やっぱり女性ってメイクとかヘアとかファッションとか、女性であることをすごく楽しんで生きていけますし、女性として、しっかりしなやかに生きていく、そしてその生き方を楽しむ、というのは、きっと最高だと思うんですよね。だから、今の女性はお仕事もバリバリするし、強くてキラキラして素敵な方が多いんですけど、これからもそのパワーをバリバリ発揮していって、楽しんで行けたらいいですよね。

MC:今日知花さんを見習おうと感じられた方は多いかと思いますが、女性というものを楽しむ、という気持ちは大切かもしれないですね。
知花:女性にしか持ち得ないものもたくさんあると思うんですよね。例えば、柔らかさだったり、包み込むような温かさだったりって女性らしい部分でもあると思いますし、女性を楽しむことでさらにキラキラとスパークリング度が増して行くような気がしているんです。だから、「いつまでもチャーミングさというか、女性の可愛らしさを忘れずに、仕事をバリバリとキャリアも追及していく」そういうかっこいい生き方が出来たらいいなと思います。
MC:ありがとうございました。