埼玉にゆかりのあるクリエーターのアニメ作品を数多くの方々に楽しんでもらおうと、2008年12月に立ち上がったウェブサイト「アニメど埼玉」。
現在50以上もの作品が閲覧できるようになっている。

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2009では、その記念イベントとして、第一部では、声優の加藤英美里さんを迎えてのトークショーとアフレコ体験、第二部では「アニメど埼玉」公開作品の上映が行われた。

高校生の頃、母校の専門学校の体験入学を通し、アニメ映像に声を吹き込むことでキャラクターを生かすという事の楽しさを体験し声優への道を志し始めたという加藤英美里さん。
見事現在の所属事務所のオーディションに合格しプロへの道を走り始めた。
現在は人気声優として活躍し、声優業だけに留まらず歌手活動も行いその活動の幅を広げている。

■〜声優☆加藤英美里さんのおしゃべり☆アニメ〜■

Q声優になるために必要なことは?
恥ずかしさを取る事です。
また自然な演技が出来るように、日頃から自分が感じている感情を大切にし、自分の事を客観的に見れるよう心がけています。
その他は、人間観察をよくしています。
より自然な演技が出来るよう常に他の人たちの話し方には注目しています。

Qイメージしていた声優の世界と現実の現場の違いはありましたか?
天と地ほどの差を感じ、別世界でした。
専門学校時代からアフレコの実習はありましたが、やはりみんな学生だったこともありレベルはさほど変わりませんでした。
しかし、実際プロの現場に行くと、先輩声優さんたちの演技や声の大きさに圧倒されてしまい飲み込まれそうになってしまいました。緊張し過ぎてしまい「あ」というたった一言の台詞すら出なくなってしまうこともありました。
今はリラックスして現場に臨めています。

トークショーの後は、アニメど埼玉キャラクター「たま」と「ばふー」のオリジナルアニメを使ってのアフレコ体験が行われた。
将来声優になりたいと思い描いている子供たちが積極的に参加し、会場を盛り上げた。

第二部では、「アニメど埼玉」で公開されている、学生作品の中から秀作7作品が上映された。

■埼玉県立芸術総合高等学校■
「コンの小さな冒険」川崎弘二さん
「Mermaid」棚澤魁さん

■尚美学園大学■
「gifted」小野寺瞬さん
「サンタクロースはいるのでしょうか?」八木祥穂里さん

■早稲田大学川口芸術学校■
「クレヨン」阿部圭造さん
「300bpm」山崎綾さん
「NORA〜あるこねこの物語〜」八木帆奈さん

上映前には監督も登壇し制作話を語った。

(Report:大野恵理)