本日7月7日(火)、映画『HACHI 約束の犬』(8月8日全国公開)の主演リチャード・ギアが、渋谷のハチ公像を訪問し、記念セレモニーが執り行われました。
セレモニーには、ハチ公のふるさと秋田県大館市の小畑元市長、ハチ公が縁で大館市と友好関係を結んでいる渋谷区の桑原敏武区長、ハチ公像の制作者である彫刻家の安藤士氏、忠犬ハチ公銅像維持会会長の上條清文氏が出席しました。
渋谷の雑踏の中にリチャード・ギアが登場すると、道行く人々から大歓声が湧き起こりました。セレモニーでは、リチャード・ギアからハチ公像に花輪が贈られ、小畑市長と桑原区長からもリチャード・ギアへ地元の特産品などの記念品が贈呈されました。

小畑大館市長:このたびリチャード・ギアさんをはじめとする皆様のお陰でこのハチ公のストーリーが世界各地に広められるということは、私共にとって何事にも代えがたく嬉しいことです。

桑原渋谷区長:日本国民のみならず世界中の人々にこの映画を観ていただき、すがすがしい思いをしていただきたいと思います。

安藤氏:戦後ハチ公像制作の依頼を受け、夢中で作ったことを思い出します。私も映画を観ましたが、涙なくしては観られませんでした。

ギア:昨日日本に来て、少し時差を感じておりますが、また日本に来ることができて本当にうれしく思います。東京でたくさんの友人とも再会しました。初めて日本に来てからもう30年、何度も日本に来ています。

MC:実際にハチ公に会えていかがでしたか?
ギア:シナリオが送られてきたとき、ハチ公についてはなんとなく知っていた程度でした。しかしを読んでみると子供のように泣いてしまいました。つまり国境を越えて人の心に訴えかける映画であると思います。時代を越えて作る意義がある映画だと思いました。ハチに心から敬意を表したいと思います。映画の中では3匹の犬を使いましたが、どの犬も忠実で、私に本当によくなついてくれました。

MC:記念品などを受け取られていかがですか?
ギア:時差があって今朝は4時に起きてしまったのですが、今日ここに来て本当によいことが起こりました。すばらしい方々に歓迎を受け、素敵なプレゼントをいただき、そしてこうして初めて本物のハチと対面できてうれしく思っています。本当にありがとうございました。

リチャード・ギアは、セレモニー中も小畑市長や桑原区長らに自ら話しかけ握手を求めるなど、終始フレンドリーな様子。フォトセッションの後はこの日取材に来たマスコミたちと握手を交わしていた。また、同じく来日中でセレモニーを見守っていたプロデューサーのヴィッキー・シゲクニ・ウォンとポール・メイソンも舞台上に招くなど、サービス精神旺盛でした。