絶対、女を捨てない。己を曲げない。そして、どこまでも自由。原作は芥川龍之介の「藪の中」。黒澤明監督『羅生門』の原作としても知られる作品をもとに、登場人物の一人、多襄丸を主役に据え完全オリジナルストーリー化した『TAJOMARU』。監督は『SF サムライ・フィクション』の中野裕之。最高の共演者と最高の役どころも揃い、小栗旬の新生TAJOMARUが現世に蘇る。9月の全国公開に先立ち、完成報告記者会見が7月5日(土)に行われ、出演者陣が浴衣姿で登場した。記者会見では、本作の主題歌B’Zの「PLAY」が発表された。

登壇者:小栗旬、柴本幸、田中圭、やべきょうすけ、松方弘樹、中野裕之監督、山本又一郎プロデューサー

○自身の役についてどう思われますか?
小栗
「この人はなぜ生き続けていくのだろうかというのを考えながらキャラクターを作ってきました。僕らの今の世界では想像しがたい世界で、お家柄の次男としての彼の歩むべき道を失ってまで、生きてもがきながらもなぜそれができたのかを考えながら演じていました。」
田中:
「最初は自身の役を理解できなかったんですが、作品の時代背景をプロデューサーや監督に聞いて、ワンシーンワンシーン自身の役について考えながら演じました。」

○撮影現場はいかがでしたか?
松方
「私は撮影期間が一週間程でしたが、毎日宴会でしたね(笑)。田中圭君なんて酔っ払った姿しか見てないですよ(笑)。そんな感じでしたが、とても寒い現場でした。」

○『TAJOMARU』をなぜ今作ったのでしょうか?
山本プロデューサー
「黒澤監督のような『羅生門』は作れませんが、我々の芝居の力を見せられるような藪の中をTAJOMARUというメインキャラクターに託して作ろうという主旨がありました。」

○劇中で、互いに立ち回りをした印象はどうでしたか?
小栗
「松方さんとした時は、スピードについていくのにやっとでした。松方さんと立ち回りしたその一日で、成長でき、色んな事を教えて頂きました。最初の時より、見せ方、動き方が上達したと思います。圭君とした時は、事務所の後輩ということもあって遠慮なくやらせて頂きました(笑)。」
 
田中
「旬君と共演するのは5年ぶりぐらいなので、最初は萎縮してしまって自分の思うような演技が出来なかったんですが、お酒の席で酔っ払った僕の姿を見た旬君が、お前も芝居でそのぐらいかかってこいよと良い意味で煽ってくれました。遅いんですが、最後の立ち回りは思い切ってやらせて頂きました。」

最後に、短冊に願いを込めてメッセージをしたためた。小栗と田中は客席から笑いを誘う内容の短冊を披露した。
山本
「この作品は深く愛されたい。もちろん一人でも多くの人に。」
中野監督
「最後には仲直り、愛は試される。この映画が多くの人に観てもらえますように。」
松方
「大ヒットを願う、松方弘樹」
やべ
「『TAJOMARU』が一人でも多くの人に観てもらえますように。」
田中
「人を斬らないでも伸し上がれますように(笑)。」
柴本
「『TAJOMARU』がたくさんの人の心に届きますように。」
小栗
「もっと自由になれますように(笑)。」

(Report:竹尾有美子)