映画『MW−ムウ−』手塚治虫、禁断の問題作 初日舞台挨拶!
「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」「どろろ」「ブラック・ジャック」・・・
世界中から愛され続ける、漫画界の巨人・手塚治虫が遺した作品の数々。
その中で発売当時、内容の過激さや、テーマの衝撃性から“禁断の問題作”、“映像化は不可能”と言われてきた作品がある。
その名は、『MW-ムウ-』。
これまでも何度となくクリエーターたちがその実写化を企てては挫折してきた本作が、手塚治虫生誕80周年の本年、ついに夏のサスペンス・エンタテインメント超大作としていよいよスクリーンにて解禁された。
映画『MW−ムウ−』の初日舞台挨拶が丸の内ルーブルにて行われ、キャストの山田孝之、石橋凌、石田ゆり子、山下リオ、そして岩本仁志監督が登壇した。
□質疑応答□
Q山田さん、神父の賀来役の感想は?
●山田孝之「とても大変でした。玉木さん演じる結城に振り回される役でしたので。」
Q玉木さん演じる結城と賀来、2人の関係性はどのように演じましたか?
●山田孝之「親密さが伝わるように演じていました。いつも、「玉木さん、かっこいいな!」と自分の中で盛り上げていました。(笑)」
Q玉木さんとの共演はいかがでしたか?
●山田孝之「かっこいいですよ。」(すかさず、どのあたりが?という質問に)「顔はかっこいいし、背は高いし、声もかっこいいし。すごくいい男ですね、玉木さんは。」
(こんな、山田孝之さんの玉木さんをべた褒めする回答に、会場からは笑いの声が聞こえた。)
Q山下リオさん、玉木さん山田さんお二人との共演はいかがでしたか?
●山下リオ「玉木さんは、かっこよくお兄ちゃんのようでした。山田さんは、すごく役に入りきっていてとても見習う事が多かったですし、とても優しかったです。」
Q石田さん、記者役はどうでしたか?
●石田ゆり子「とても一本筋の通った気持ちのいい役でした。」
Q石橋凌さん、手塚治虫さん原作の映画にかかわりどうでしたか?
●石橋凌「原作のメッセージが散りばめられています。特に映画はアクション満載で、すばらしい娯楽作品にもなっていると思います。」
Q監督は手塚治虫さん原作という人気マンガを映像化するチャレンジは大変でしたか?
●岩本監督「テーマがすごく深い原作なので、どうやって2時間に収めるかが大変でした。主人公のお二人は、かなり難しい役柄だったのですが、とても存在感の出るいい演技をしてくれました。」
Q最後に皆さんから一言ずつメッセージをお願いいたします。
●岩本監督「キャストの皆さんには本当に熱演してもらいました。どうぞ、楽しんでいってください。」
●山下リオ「スケール、迫力ともにすごい作品です。人の悪い部分が細かく描かれた映画になっていると思います。」
●石田ゆり子「本当に今まで見たことがない日本映画になっていると思います。ものすごいスピードと、ものすごいカメラワークで酔ってしまう方もいるかも。社交的な玉木くんと、人見知りの山田くんのコントラストが魅力です。」
●石橋凌「今日ご覧になった皆様、ご友人に感想を伝えてみて下さいね。」
●山田孝之「玉木さんはかっこいいし、映像もかっこいいし、メッセージ性も強い作品です。映画をみて、善悪を考えるきっかけになれば思います。ありがとうございました。」
今回の初日舞台挨拶では、不在の玉木宏さんからビデオレターも上映された。
数多の夢や希望を描いた作品を世に生み出し漫画界の神と言われる手塚治虫が、究極のダークヒーローを描いた衝撃作、映画『MW−ムウ−』全国ロードショー。
(Report:椎名優衣)