80年前に書かれたプロレタリア文学の名作『蟹工船』が現代風にアレンジされ映画化。7月4日(土)いよいよ初日を迎え、舞台挨拶に主演の松田龍平、西島秀俊、新井浩文、柄本時生、監督のSABUが登場した。

監督含め俳優陣ら全員、集まってくれた観客に感謝の言葉を述べた。
松田は労働者のリーダシップをとる役を演じたことについて「漁夫たちと一緒に楽しくやらせてもらった。」とコメントした。労働者の鬼監督役を演じた西島は、自身の役について「抵抗はなかった。テストで殴ることもあった。」とコメント。それに対し、柄本が「自分はその被害者だった。」と一言。会場の笑いを誘った。
一足早い七夕のお願いごとを聞かれた西島は「この映画がロングランヒットし、その祝いのためにもう一度この場で舞台挨拶をしたい。」と熱い思いを語った。新井は松田からプライベートなお願いごとを言ってと促され、「個人的なことですが、昨年から麻雀を始めたので、麻雀強くなりたいです。」と一言。会場から笑みが。そして最後に、SABU監督は「この映画で、少しでも日本が元気になり、多くの人の背中を押せられたらいいなと思います。」と締めた。

(Report:山内志織)