映画『ディズニーネイチャー/フラミンゴに隠された地球の秘密』の記者会見が行われました。監督のマシュー・エバーハード、《ディズニーネイチャー》プロデューサーのジャン・フランソワ・カミレッリ、日本版ナレーションの宮?あおいが登壇致しました。

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●日時:6/29(月)13:00記者会見スタート
●会場:ザ・リッツ・カールトン東京 1Fパークビュールーム
●登壇者:マシュー・エバーハード(監督)
     ジャン・フランソワ・カミレッリ(ディズニーネイチャープロデューサー)
     宮?あおい(日本版ナレーション)
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■《ディズニーネイチャー》プロデューサー:ジャン・フランソワ・カミレッリ
こんにちは、みなさん。私は今朝、この作品を紹介するためにヨーロッパからやってきました。今日はこの場に来れて嬉しいです。今後のディズニーネイチャーでは、エバーハードのように素晴らしい監督との仕事を通して、地球に存在する美しい風景をみなさんに伝えていきたいと思います。そしてこの映画を観ることによって、地球に愛着を持ち、地球を助けよう、大切にしようという意識を持ってもらいたい、と考えています。今後のディズニーネイチャーの展開としては、TVにはないハイクオリティな映像で、1年に1本のペースで、「Hidden Beauty」、「African Cats」、「Chimpanzee」と公開していき、我々の地球がいかに美しいかを伝えていきたいです。ディズニーネイチャーの立ち上げに、宮?あおいさんを迎えられたのは喜ばしいことです。彼女が今回やってくれた役割は、ディズニーネイチャーの親善大使とも言えます。彼女の声なくしては成功しないと思います。これから観る人たちには、とにかく何か新しいことを発見して頂きたいです。娯楽作品として、ぜひ次のディズニーネイチャーにも期待して下さい。

■監督:マシュー・エバーハード
私も、このようにみなさんの前に来れて嬉しいです。東京は初めて訪れましたが、すごい街だと実感しました。僕は主に撮影を担当し、共同監督のリーンダー・ワードには、音楽をお願いしました。(ナトロン湖が、国立公園化されておらず、常に開発の脅威にさらされている事実について)大変難しい問題だと思っています。タンザニアは発展途上国で発展もしないといけない一方で、保護されないといけない場所もあるのです。フラミンゴが群れをなして飛ぶ姿は、スペクタクルにあふれる情景で、タンザニアの風景とともに、私の好きなものです。撮影は、大変暑く、非常に過酷な状況で行いました。フラミンゴがいる場所に居ることがすでに大変なのです。彼らの生態を邪魔してはいけないので、朝早く隠れ小屋に行って、夜8時までじっとしていなければならない。とても狭い場所でじっと撮影するという努力のおかげで、密接なシーンが撮れたと思います。宮?あおいさんの声は非常に印象的で、力強い声を持って語りかけてくれている。彼女の声が、観客を映画の世界に導いてくれます。みなさんには、自然界で起きていることは、人間と無関係ではないことを気づいてほしいです。そしてこの映画は再生の物語でもあるので、ぜひ命についてみなさんに理解して頂きたいです。

■日本版ナレーション:宮?あおい
こんにちは。今回このような作品にナレーションで参加させて頂いて光栄です。私はフラミンゴについてあまり知らず、この映画を通して、フラミンゴがこんな風に生き、親子の愛情を育んでいるのだな、ということを知りました。ナレーションでこの作品に参加することができて光栄です。フラミンゴにはたくさんのドラマがあって、足かせがついた子供が一生懸命前に向かっている姿や、ヒナを殺す動物を巡る生と死の物語もあります。私もできることならその場に行って、ヒナを助けてあげたいとも思うけど、命がめぐっていくことは自然においては仕方がないことだとも思いました。とにかく親子の愛情があふれるシーンがいっぱいで、素晴らしく、こんな映像を撮れたことがすごいと思います。ナレーションは、私にとって一番難しいお仕事です。今回はフラミンゴが主役なので、私は情報を伝えることが役割だと考え、バランスを取るために一歩引いた形でナレーションを行うことを心がけました。子供の頃から、周りに言っても反応が悪かったので、言うのを控えていたのですが、フラミンゴみたいに立つことがよくあって、前世はフラミンゴだと思っていました。でも、今回こういうお話をいただいて、導かれたような気もします。絶対に観ることのできない映像を観ることができます。ぜひみなさんご覧ください。

8月28(金)より、TOHOシネマズ六本木ヒルズ他全国ロードショー