18日、IMAX版の映画『トランスフォーマー/リベンジ』が世界に先駆けてマスコミ関係者にお披露目された。IMAXとは?通常の映画の35ミリの10倍以上、70ミリの3倍以上という、巨大なサイズで上映され、アメリカでは、通常の上映と同時に上映されており、定着している。
日本では、現在、数箇所でしか上映できる施設がなく、古くは、新宿のタカシヤマタイムズスクエアがその会場の大きさを知ることができる。(現在は、IMAXの上映はしていません)2007年までは、品川アイマックスシアター、メルシャン軽井沢アイマックスシアターなどが、映画ファンにとって、IMAXシアターとして人気を得ていました。
今回は、IMAX社と東急レクリエーションの共同プロジェクトで、日本で初めて、映像と音響をIMAXデジタル仕様に変更し、通常公開される劇場映画のIMAX版を同時に上映する試みで、第1弾が、20日より全国ロードショー公開される『トランスフォーマー/リベンジ』が19日本日より世界に先駆け先行公開されることが決定しました。

IMAXは、撮影の段階から異なる撮影を行うため、35ミリ映画とは違って、上下に映像が広がるため、観客が『トランスフォーマー/リベンジ』の世界に入り込むようなインパクトが得られるのです。
マスコミ向けの先行試写会では、上映中に驚きの声を聞こえる中、終了後には、拍手も巻き起こりその素晴らしさを体感できました。

今回の『トランスフォーマー/リベンジ』のIMAX版は、通常の劇場では、フィルム上映が多い中、デジタル版での上映であり、細部まで分かる迫力ある映像を体感でき、かつ音響面でも素晴らしい体感ができます。
会場は、日本国内では、シネマコンプレックス「109シネマズ」3館(川崎、菖蒲、箕面)に「IMAX デジタルシアター」を導入致します。

しかも、7月15日からは、最新作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』は、IMAX−3D版を上映することが決定し、IMAX仕様かつ3Dを同劇場で体感できます。
ハリウッドでは、いまや通常の映画制作と同時にIMAXや3Dが平行して制作されており、日本でもその映像を体感できる機会が増えるでしょう。

最新情報によるとマイケル・ベイ監督は、IMAX版には特別にほんの少し、ロボットの戦闘シーンが追加されているそうです。しかも、28秒だけ。IMAXカメラで撮影された一部戦闘シーンは、上下のスクリーンサイズが変わるので注目して観るのも面白いでしょう。

(Report:Yasuhiro Togawa)