映画初主演となる佐藤二朗、ヒロインの安達祐美らが登壇し初日舞台挨拶を実施いたしました。

そして、舞台挨拶には登壇いたしませんが、生後2ヶ月で本作の主演(?)を飾った、柴犬・さくら(一郎役)が立派な成犬となり、初日にお越しいただく観客の皆様を、映画館前でお出迎えをしました。

生後2ヶ月の子犬だった撮影時に比べ、すっかり成犬になった一郎にビックリしながらも、突然のサプライズゲストにお客様が「かわいい!!」と群がってしまい、映画館前は一時パニックとなってしまいました。

●日時:6月13日(土)
●登壇者:佐藤二朗、安達祐実、高橋洋、高橋直純、亀井亨(監督)
●場所:渋谷シアターTSUTAYA

佐藤二朗

「僕の顔の大きさと一郎の体の大きさが同じです(笑)。
犬にあんまり興味がなかったのですが、終わった後は感情移入してしまいこんなに可愛いヤツとオレは2ヶ月一緒だったんだと思いました。
一郎と心が通じ合うシーンがあるのですが、実際にそこは俳優として嘘をつけないので、心の距離が近かったと思います。
ヤバイくらい可愛いと思いました。
一郎の可愛らしさも見てほしいですが、中年ニートという重いテーマを扱っていますので、その部分も見てほしいなと思います。
主演をやる柄ではないので、最初で最期の主演と思い、楽しんでやらせてもらいました。犬好きの人も犬が嫌いな人も、犬を好きでも嫌いでもない人にも見てもらいたい作品です。」

安達祐実

「見終わった後に幸せな気分になったので、皆さんにも幸せな気分になってもらえるんじゃないかなと思います。佐藤二朗さんとの共演は凄くエキサイティングでした。普通に台詞を言ったりする当たり前のことがあまりなく、私が『こういう風に言うんじゃないか』と想定していたのと違う言い方をされる俳優さんなので、ドキドキしてエキサイティングでした。
撮影含め、とても楽しかったです。一郎のチャームポイントは後姿、とくに尻尾がクルンと上がっているのでお尻が丸見えでとても可愛いと思いました。ちょこんとしている感じが。犬と子供は生活リズムが似ていると思いました。お腹がすいたら何か食べて、そしたら眠たくなって眠っちゃう感じとか。重なる部分がたくさんありました。」

高橋洋

「こんなに満員のお客様に入っていただけて嬉しいです。
現場はエキサイティングな感じでした。二朗さんと同じシーンが多かったが、ベテランの俳優さんとの共演が凄く面白くて、どう相手が出てくるかわからない、予想を裏切る感じでした。二朗さんにも良い意味で裏切られっぱなしで、そういうのが凄く楽しかったです。歌に関しては『自由にやってください』ということだったので自由にやらせていただきました。」

高橋直純

「ペットショップの店員と主題歌の『あの丘へ』を歌わせてもらっています。映画の中では前掛けと、ダルメシアンの柄の衣装でいたので、ちょっと差をつけたいなと思いまして、格好つけて帽子を被ってみました。一郎が可愛いので、皆さんに堪能していただきたいと思います。」

亀井亨

「一郎という犬も可愛いが、キャストの皆さんの人間として映画の中で動いていく姿もじっくり見ていただきたいと思います。(二朗さんと一郎のバランスは)かなりアンバランスなところは狙っています。可愛いものが並ばないように考えました。」