6月10日(水)東京お台場のシネマメディアージュにて、映画 『おと・な・り』 の大ヒットを記念した、トークイベント付の上映会が行われ、岡田准一、麻生久美子、熊澤尚人監督、脚本家のまなべゆきこが出席しました。
大ヒットを受けてのトークイベントということもあり、当日は和やかなムードで行われ、特に岡田、麻生は息のあったトークを披露しました。
本作は、アパートの壁越しに聞こえてくる何気ない”音”を通じて、運命の人に出会うまでのプロローグ。
主演には”等身大のラブストーリー”初挑戦となる岡田准一、ヒロインには日本映画界に欠かせない女優、麻生久美子を迎えます。夢を追いかけながら人生の分かれ道に立つ30歳のふたりの、恋と人生が動き出すまでの時間を「ニライカナイからの手紙」「虹の女神 Rainbow Song」の熊澤尚人監督が丁寧に描きだし、新しい大人のためのラブストーリーです。

【日時】6月10日(水)  会場:お台場シネマメディアージュ
【登壇者】 岡田准一、麻生久美子、熊澤尚人(監督)、まなべゆきこ(脚本家)

アパートの壁越しに聞こえてくる”音”で恋におちる2人ですが、実際に顔を合わせていない相手と恋に落ちることがあると思うかという質問に対し、麻生は「ありえる。あ、でも、(現実的に考えるとやっぱり)ありえないかな?」と答え、岡田は「ありえますよ。その人の音や雰囲気でいいなと思ったり…なくなったらさみしいなと思ったり。」とコメント。
また、劇中で30歳という人生の節目を迎える2人にちなんで、人生の転機だったことを聞かれると、熊澤監督と脚本家のまなべは共に、「(今の職業になるのに)30歳くらいで会社&OLを辞めたのが転機だった」と答え、麻生は「4年前に女優を辞めたいと思ったときがあった。仕事に悩んだけれど仕事に救われた。」と話した。
また、特別企画として会場の来場者からも質問があり、「映画の中で鼻歌を口ずさむシーンがあるが、最近口ずさんだ鼻歌は?」との質問に、岡田、麻生共に「ポニョ」と答え、麻生のムチャ振りで岡田が振りつきでポニョの歌を披露。
更に、「いとおしいと思う音は?」との質問に、麻生は「愛犬の鳴き声と足音」と答え、すかさず岡田が「どんな?」とムチャ振りし、麻生が愛犬の鳴きマネを披露。2人息の合ったやりとりに、会場は笑いに包まれた。
また、ロングラン上映が決定したことが発表され、麻生は「みなさんに愛してもらえてうれしい。観る方のその時の気分や状態で感じ方が変わったり、音を大切にしているので普段自分が聞いている音がどれだけ素敵だったのかを考えさせられる映画です」と話し、岡田は「本当に嬉しいです。感情を一個一個拾っていこうという感じで、色々な人が様々な感じ方ができるように、すごく丁寧に撮影をしていました。何度も観ていただいている人に、そういうところを感じてもらえていたら嬉しいです。」と答えた。映画 「おと・な・り」は全国大ヒット上映中。