数多の名監督と仕事をしてきた俳優・役所広司が初監督務めた『ガマの油』がついに初日を迎えた。“雨の中、数ある映画の中から『ガマの油』を選んでくださりまして、ありがとうございます。すごく緊張しておりますが、みんなリラックスするために、三三七拍子でお手を拝借したいと思います!”という役所監督の掛け声と共に、始まった映画『ガマの油』の舞台挨拶。 役所監督は、「僕の俳優人生の中では、今日が最高の記念日」と映画公開に当たっての喜びをかみしめた。 初監督作品というだけあって、映画のプロモーションで受けた取材も数知れず。広島、長崎、鹿児島、仙台、札幌、名古屋、大阪、福岡と計8箇所の地方キャンペーン行った取材を含めると、合計221媒体。キャンペーンのための移動距離は地球の半周に相当する5200kmとのことだ。
初日を迎えた感想としては、「ついに映画が一人立ちする日がやってきました。いろんな人に可愛がって頂ければ幸いです。この作品が、みなさんの大切な人の事を思い出すきっかけになれればいいなと思います。しみったれた重い映画ではなく、笑って明るく観てもらえる作品なので、
楽しんでいってください」と締めくくった。

本日より、丸の内TOEI2、新宿バルト9ほかにて全国公開!!

—役所監督に対して、小林聡美、瑛太、益岡徹、今回が映画初出演となるK1選手の澤屋敷純一、二階堂ふみからのコメント

小林聡美:監督として、俳優としての役所さんとご一緒できたことを本当にうれしく思います。 文字通り「大黒柱」としての役所さん、本当にお疲れ様でした!

瑛太:年齢は半分くらい違うこんな僕に、いつも優しく温かく接して下さり・・・本当に大好きです!

益岡徹:映画の公開する初日というのは、いつも特別ですが、今回は特にそのように感じますね。あいにくの雨ですが、『がま蛙』にとってはいいい日和ですよね。
まさに「がま日和」!取材の時もそうですけど、映画の撮影中もスタッフみんなが役所さんを“助けている”、“支えている”ような雰囲気でした。役所さんは、いろんな人から可愛がられる人で、みんなが力を貸してあげたくなる人ですね。

澤屋敷:役所さんの「思いつき」で出演することになったこの「顛末」を楽しんでいってくださいね(笑)

二階堂:もう撮影から1年たつなんて驚きです。途中でトイレに行ったりせずに観てくださいね。