SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2009:審査委員長は、山本又一朗で11日間開催!
埼玉県・川口市SKIPシティにて開催されるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2009(7月10日(金)〜20日(月・祝))の記者発表が都内で行われた。
会見には、上田清司(実行委員会会長・埼玉県知事)、岡村幸四郎(同副会長・川口市長)、八木信忠(総合プロデューサー)、山本又一朗(長編部門国際審査委員長・プロデューサー)、瀧沢裕二(ディレクター)が登壇した。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭はデジタルシネマ(Dシネマ)にフォーカスした世界で唯一の国際コンペティション映画祭である。開催6年目となる今年は、開催期間を2日間増やし、新たなる才能の発掘に力を注いでいる。
■上田清司(実行委員会会長・埼玉県知事)■
「まだデジタルシネマという言葉が浸透していなかった時期にデジタルシネマの可能性に賭けスタートしたのが本映画祭です。開催6年目となった今年は世界各地から1000本を超える作品が集まりました。SKIPシティではデジタルシネマに特化しただけでなく、SKIPシティの設備と支援を利用し、新たな才能を育成し羽ばたかせていく事を目標にしています。今年はゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009のオフシアター部門グランプリに輝いた『SRサイタマノラッパー』の上映も行い、映画の撮影地としての埼玉県の魅力を伝えたいと考えています。」
■岡村幸四郎(同副会長・川口市長)■
「開催当初からこの映画祭を応援してきた川口市としては、これまでの受賞監督たちが広く国内や海外で活躍していてとても嬉しい。今後とも若手の登竜門的な部門として存続したい。」
■八木信忠(総合プロデューサー)■
「デジタルシネマは、フィルムに比べて多様な事が出来る利点があります。今後は増えるであろう3D映画のシステムはデジタルが不可欠です。また映画監督・作家を育成するという意味で若手監督の登竜門として今後機能していって欲しいと考えております。是非ともプロデューサや映画会社、興行の方に来場して頂ければと思います。」
■山本又一朗(長編部門国際審査委員長・プロデューサー)■
「私は新人をピックアップする事が大好きです。新たなる才能を持っている方は真っ直ぐな情熱があります。今の日本の映画を取り巻く環境はとても良いと言えるでしょう。私は埼玉県や川口市が映像産業に力を入れていることに感銘を受けました。」
■瀧沢裕二(ディレクター)■
「Dシネマという言葉の意味から説明を始めた本映画祭も6年目を迎えました。6年前と今の状況は確実に変わっています。第一回目は23カ国から144本の作品が集まり、その数だけでも喜んでいた事を懐かしく思います。年月が経つにつれ、作品数は増え、本年度は77カ国723本(長編作品)が集まりました。また今年は、初の日本人長編国際審査委員長に山本又一朗さんを向かえ、様々なラインナップと新設のSIKシティアワードで大いに盛り上げていきたいと考えております。」
(Report:大野恵理)