2005年放送の大ヒットアニメが劇場版に再び登場。公開前から大きな注目を集め、前売り券は即完売。公開初日から連日立ち見続出のため、続々と拡大上映が決定するなど、爆発的な人気を博している『交響詩篇 エウレカセブン 〜ポケットが虹でいっぱい〜』が大ヒットを記念し、京田知己監督とホランド役の大人気声優・藤原啓治をゲストに迎え、5月31日テアトルタイムズスクエアにてトークショーを行いました。

○テレビ版と映画版の関係性はありますか?
京田監督
「テレビ版の続編と考えていいです。ですが、テレビシリーズを見てない人の方が素直に見れるかもしれないですね。」
 
○ホランドの魅力は何ですか?
藤原
「ホランドはうじうじしていて嫌われるキャラクターかもしれませんが、でもそれって人間らしいってことですよね。いつまで経っても子供ぽくって、うじうじしたりしてタフな大人になっていく。自分とオーバーラップしてしまいます。」

○タイトルの『ポケットが虹でいっぱい』の由来は何ですか?
京田監督
「当初はレントンのポケットから虹が出てくるシーンがあってそこからとりました。ですがそのシーンはなくなったんです。でもプロデューサーからそのタイトルいいじゃないかと言われたので変えませんでした。」

○お二人はプライベートでお会いしたりしますか?
藤原
「ディズニーランドに行ったよな?」
京田監督
「いや、UFJです。」
藤原
「何か違わないか(笑)?USJだろ!(笑)UFJは銀行だよ(笑)。」

○5年間を振り返って?
藤原
「色んな作品をやってきて、これまで自分を重ね合わせたりはしなかったんですが、ホランドは自分と重ね合わせました。傲慢な気分にすらなりましたね。今まで演じてきたキャラクターの中でホランドはNO.1と言ってもおかしくないです。」
京田監督
「50本のシリーズと1本の映画が作れて良かったです。ずっとそればかりを考えてきたので、かえってリセットするのが大変だと思います。」

この他制作秘話、ネタバレ解禁の貴重なお話を聞くことができ、また京田監督と藤原さん二人の余談の際には観客から突如の拍手が起こるなど楽しいトークショーとなりました。

(Report:竹尾有美子)