役所広司初監督作品『ガマの油』(6月6日公開)のオフィシャル本「監督の油」(ポプラ社、1260円)『監督の油』が、刊行されることになった。刊行を記念した記者会見とサイン会が、29日金曜日丸善丸の内本店にて行われ、役所広司監督自身が登壇した。

映画公開を間近にして”緊張しすぎて気持ち悪い”と吐露しながらも、ファンに向けて「映画の為に書いた本なので是非読んでみて下さい。映画を見終わって、読んで頂きこういう事があったのかと知って頂ければ。」とアピールしていた。初監督で苦労した点について聞かれると「限られた時間の中で撮影していくのはとても大変でした。スタッフにとても助けられました。ロケ決める時に、僕がいいと思ったところは実は車が入れなかったのでスタッフにとっては過酷な場所だった。スタッフが息を切らしながら器材を運ぶ姿を見て申し訳ないと思い、脂汗が出た」と苦笑いで振り返った。
”ガマ”と言えば”カエル”の事だがカエルのエピソードについて聞かれると、「子供のころカエルとよく遊んでいて、懺悔をしたいので、『ガマの油』で恩返しできれば。」とやんちゃだった頃のエピソードまで明かしてくれた。

門外不出の監督の絵コンテも掲載!ここでしか見ることのできない、「ガマの油」の秘密がいっぱい詰まっている。
映画『ガマの油』はファントム・フィルム配給で6月6日(土)に全国公開。

(Report:長島美秋)