第62回カンヌ国際映画祭
「ある視点」部門、正式出品!!

 是枝裕和監督の最新作『空気人形』、この度、今月13日〜24日まで開催されている、第62回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門へ正式出品されました!!是枝監督作品としては、最優秀男優賞を受賞した前回の出品作『誰も知らない』(04)以来、5年ぶり3回目の参加となります。『おくりびと』に続く、海外映画祭での受賞を目指します!その行方にご期待下さい!!

 5月14日(木・現地時間)には「Salle Debussy」にて公式上映とともに、セレモニーとして是枝裕和監督、主演のペ・ドゥナ、ARATA、板尾創路らキャスト陣が、世界各国のプレスが集まるレッドカーペットを歩きました。
 公式上映前に行われたプレス試写が、「ある視点」部門の出品作としては異例の満席になり、立ち見も出る盛況に。海外マスコミの注目度の高さがうかがえるなか、公式上映では、上映前に舞台挨拶を行い、上映終了後はスタンディングオベーションで拍手喝采を受けました!

是枝裕和監督
またこの場所に来ることができてうれしいです。上映中はとても緊張しましたが、お客様の反応を見て、いい上映になったと今はホッとしています。素晴らしい俳優たちによる人間についての映画です。

 ペ・ドゥナ
韓国でレッドカーペットを歩いたことはもちろんあるのですが、カンヌは初めてだったので、とても楽しくていい経験になりました。(記者に上映後に涙ぐんでいたと指摘されて)どうしてわかったんですか?今回映画を観たのは2回目だったのですが、1回目は自分の芝居が気になって冷静に観られませんでした。今回は自分の役について改めてゆっくり考えながら楽に観ることができました。自分が出演したドラマでも泣いてしまうことが多いんです。

ARATA
カンヌは是枝監督の『DISTANCE』以来2回目の参加になります。またレッドカーペットで隣に監督がいて、再びこの地に来れたことをうれしく思いました。この場所はとても興奮して緊張感を覚える場所です。映画を観たのは2回目ですが、日本で観た時より、気持ちが落ち着いて観ることができて、ゆっくりとストーリーを追うことができました。

板尾創路
カンヌ映画祭には初めて来ました。何もかもが新鮮で、慣れてないことばかりです。(囲み取材は夜中の1時から行われたが)皆さんこんな遅くまでいらして、映画祭のパワーを感じています。僕も映画を観たのは2回目ですが、今回はお客さんの反応を見ながら客席で一緒に観ることができて、贅沢だなと感じました。フランスの皆さんはよく笑いますね。(白いタキシードはレンタルですか?と聞かれて)いつも仕事で着ています。これしか持っていないので。赤じゅうたんだったので、白でバッチリでしたね!!カンヌでも紅白ってめでたいんですかね?