1番最初に泣いたのがこの曲です『60歳のラブレター』初日舞台挨拶
映画「60歳のラブレター」初日舞台挨拶が行われ、キャスト・監督が登壇いたしました。
日時:5月16日(土)13:00〜13:30
場所:丸の内ピカデリー1(有楽町マリオン9F)
登壇者:中村雅俊、原田美枝子、井上順、イッセー尾形、綾戸智恵、深川栄洋監督
○キャスト・監督、ご挨拶をお願いいたします。
中村:
本当にありがとうございました。壇上にいるキャスト、そしてスタッフ含めて一生懸命作りました!あとは皆さんが家に帰って、広めて頂ければと思ってます。本当にうれしいです!よろしくお願いします。
原田:
今日は朝早くからありがとうございます。映画はお客様に見て頂いて初めて、本当の映画になると思っています。本当にありがとうございます。
井上:
(両手でガッツポーズ)皆さん、ようこそおいでくださいました!我々、プロモーションでテレビ・ラジオ・雑誌等々、スタッフと一緒に頑張ってまいりました。そして今日、ここに初日を迎えることができました。中村さんもおっしゃいましたが、これからどんどんこの感動を語って頂いて、皆さんもリピーターとしてまた見に来て頂いても結構でございますので(笑)、ぜひこの映画を持ち上げて頂きたいと思います。本日はありがとうございました!
イッセー:
どうもありがとうございました。隣の女房(綾戸)とつつましく暮らしておりましたが色々大変なことがございまして、ただただ綾戸さんのお顔と、綾戸さんの10円ハゲ※だけを見て演じておりました。皆さんの印象深い映画になれば良いなと心より願っております。本当にありがとうございます。
※映画の物語の中で綾戸さんが手術のために髪を剃るシーンがあり、実際に10円大髪を剃りました。
綾戸:
まいどおおきに!女優さんかあ、ええなぁ〜と思うとったのに、私映画の中でずうーっと草履履いとりました(笑)。あげくの果てに10円ハゲまで作られましたけども、今日は舞台挨拶ということで負けじと、父ちゃんが買ってくれたダイヤモンドつけてまいりました(笑)。ちょっとサバみたいな光りもんになってますけれども。
皆さんの近づきになりたい、皆さんの心に届いて行きたいという気持ちばっかりでこの映画やりました。台詞もなんもあかんのに、監督が色々言うてくれたんで。そして一番は・・・(イッセーさんに)あんたのおかげや(笑)。ええ相方です。ありがとうございます!皆さんまたいっぱい見てください。
深川監督:
今日は数ある映画の公開日なんですが、この映画を選んで見に来てくださってありがとうございます。この映画は去年の6月に撮影して、1年くらいかけて作ってまいりました。それからまた他のスタッフにバトンタッチして・・・本当に多くの人たちの思いが詰まった映画です。なので、一人でも多くの方に、この映画のことを特別に思ってもらえたらうれしいです。今日は最後まで楽しんでください。ありがとうございました。
ここで男性陣(中村・井上・イッセー)より、原田・綾戸、そして会場のお客様へ花束贈呈がありました。花束は「60歳のラブレター」にちなんで、60本の赤いバラを贈りました。
その後中村・井上・イッセーの3人は、映画の中の非常に印象的なシーンでイッセーが弾いているビートルズの「ミッシェル」を、これも本編の中に憧れのギターとして出てくる「マーティンD28」を弾きながら歌いました。会場のお客様にはサプライズとなったこの“ライブ”に、会場は非常に盛り上がりました。
○映画の中でとても印象的なシーンですが、「ミッシェル」に関しての思いはいかがですか?
井上:
イッセーさんが弾いて歌っているところを見て感動しちゃって、すぐにギター取り出して弾いたくらい。本当に素晴らしかったです。
イッセー:
この映画何回か見てるんですけれど、いつも、なんで音を外してるんだろうと思うんですが(笑)。ありがとうございます。
中村:
1番最初に泣いたのがこの曲ですよね。撮影のときに(井上)順さんと2人で楽屋で弾いて歌ったりしてたんで。
そして3人で「ミッシェル」を熱唱。会場のお客様は皆さん、この奇跡のセッションに聞き入っていました。
○綾戸さん、今の演奏と歌はいかがでしたか?
綾戸:
いやー本当に今日はうれしいです。私、ステージの上で人の歌じっくり聞いたの初めてです(笑)。
○イッセーさんは今日福島で1人で舞台挨拶をしてから、こちらに駆けつけて頂いたんですよね?
イッセー:
日本で1番早い封切りだということで、ギターを持って。すみません、自分のネタをやってしまいましたが(笑)。
○中村さんは弾いてみていかがでしたか?
中村:
僕らもビートルズファンなんで、感慨深いものがありますね。
○中村さんの傍らで、本当にニコニコしながら聞いていらっしゃった原田さん、いかがでしたか?
原田:
本当に音楽が出来る人は良いですね。うらやましいです。
○最後に、監督からメッセージをお願いいたします。
深川監督:
この素敵なメンバーと一緒に映画を作りました。撮影中は一生懸命、みんなで響きあおうとして、その結晶がスクリーンに残っていると思います。僕もそうなんですが、人に思いを伝えるというのは本当に難しいことで、時々声が震えたり、涙が出たりします。この思いが、色々な人に伝わると良いなと思います。それと先ほど聞いたのですが、カナダのモントリオール映画祭、今年33回目を迎える映画祭で、去年「おくりびと」が大躍進するきっかけになった映画祭なのですが、そちらで「World Greats」部門という、世界各国から映画を集めて上映するという部門がありまして、そこで「60歳のラブレター」が選ばれたそうです。日本の夫婦の物語を、世界の人たちがどう受け止めてくれるのか、とても期待しています。先ほど中村さんもおっしゃいましたが、お友達やご家族、大切なヒットとこの映画を見てください。そういう風に広まっていくことを信じています。本当にありがとうございました。
以上