シリーズ累計670万部の大ヒット「佐賀のがばいばあちゃん」が著者の島田 洋七自身の手で帰ってきました!!タイトルは映画『島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん』。一足九州では早く公開を迎え、ようやく4月25日に銀座シネパトスにて初日舞台挨拶が行われ、島田 洋七が登壇した。

(島田)「この度雨の中ありがとうございました。東京では初めてで初日で雨の中いっぱいになって頂けるとは、嬉しいです。本当にドキドキしてましてね。大手の映画ではなく、自分たちの手で作った映画なんで、こういう映画館で封切られるのが不思議なもので。えー8年9年かかってもこの映画をですね、”ポニョ”に負けないように。頑張りたいと思います。全国をできるだけ回ってお客さんにできるだけ来て貰いたいと思って・・・どうでしたか??」と言われ、観客から「おもしろかったー」と賞賛の言葉、そして拍手を貰い「ありがとう。」と嬉しそうに答えていた。

〜映画化されたのを、また映画にするきっかけについて〜
「自分の手で自分とおばあちゃんの生活を撮ってみたかった。そしてもっと”笑い”を入れて撮ってみたらどうなのだという事で一生懸命映画を撮りました。映画を1つでも撮っておけばね、一生自分のフィルムだとしょって回れるじゃないですか。だいたい大手ではなくなったらおしまいらしいんですよ。でも自分の作品として持っておけば、どーんなに田舎の公民館とか、映画館がない所、お年寄りは足腰が悪かったりして映画館に見に行けないなど、中々行く機会が少ない。その事実を何千回も行っている講演会で分かったんです。洋七さん映画作ったら映画を持ってきてと言われるんです。なのでまずは、映画館でやって何年かかってもいいから全国の市民会館・公民会館に持っていきたいという目的で作らせて頂きました。本も10何年かかってうれたんですよ。映画もこれからですからずーっとしょって回って、だから軽4輪買ったんです。それで山の中を何年も回ろうかなと。勘平が世界に行ってるじゃないですか。3日4日前も電話で話したんですけど、ロッキー山脈行ってますよ。よく来いと言われるんですが、何処に行ったらえーねん。と思いつつも見てたら、皆勇気を貰いますしね。私も一生懸命ね、1カ月や2カ月じゃなくて何年もかかってね、この映画をヒットさせたいと思っております。」

〜今回は笑いがたっぷり入っていた事について〜
「そうですね、元から考えていて、特に小学校の高学年か、中学生、それから50歳以上の方、この方々は笑いに飢えている!!その人達が楽しめるような番組や映画が少ない。だからできるだけそういう方達に笑って頂きたいなと笑いをたくさん入れました。」

〜3人の少年が”昭広君”を演じ、演技指導はしたのか。〜
「ほとんど子供は飲み込みが早く、毎日うまくなっていった。最初プロダクションに所属している子達の面接をしたんですけど、あまりにもかわいすぎるね。ほとんどがアイドル歌手見たい。ジャニーズ事務所みたい。あんなかわいい子が昭和33年代に佐賀にいないって。鼻たらして、歯抜けてる子なんて!!見ますか?東京に。」と笑いを取っていた。
中学生役の子は、佐賀の現役のピッチャーだそうで、撮影中には「県の大会へ行ってきます」と言って休んだ事も明かしてくれた。1番下の役を演じた子は5歳で、半年も会わなきゃ忘れるらしく??前に会った時は監督に対して「おじちゃん何処かで会った事ある。」と言われてしまったそうだ。映画見て思い出したらしいが(笑)。

〜リアリティーを追求した映画おばあちゃんは何点くれるのか??〜
「そんな4万点ぐらいですよ。まずよく映画を作ったって話ですよ、映画なんてなかなか作れるものではない。本を売ってた時にこんなのが映画になったら良いのになと思っていたのが19年前だった。まず本がひっとしなきゃ、映画にもならないと思い、本をしつこくしつこく宣伝し、本屋通ればその場でサイン会をしたりなど、それをずーっとやってたら、本が売れた。この映画もね何カ月もすれば映画も終わる。それが終わってからですよ、自分でフィルム積んで、公民館で”島田 洋七の映画を見ませんか??。”やっていくつもりです。」

そんな時映画初日を迎えての記念として、花束贈呈でサプライズゲストが!!学校がお休みだった事もあり、1番下の役を演じた森田 温斗君が長崎からやってきたのである。たくさんの人に囲まれ緊張しながらも、花束を島田さんに渡していた。その時島田さんは、「おっちゃん覚えてる??」と彼に尋ねると長い沈黙がありながらも、「・・・しまださん・・・監督!!」と答えてくれた。そして監督へ森田君は「昭広君役できて良かったです。ありがとうございました。」と言い監督をはにかませていた。そんな彼に対し監督は「素直でね、よくセリフもしっかり覚えてきた。しかしセリフの意味わかる??いうと、分からんって言っていた。でもね彼が小学校卒業するまでは、おっちゃんフィルム持って回るから大丈夫よ。そしたらずっと意味が分かってくる、それまでねしつこくやっていきたいなと思っています。」

〜観客へのメッセージ〜
「東京で見たら全国に広がる、それでこれを見た人が、本当に田舎で山の中で、色々な所で早く来ないかなと首を長くして待ってられると思います。そういう時に映画を盛り上げにやって来て頂いて本当に有難うございました。雨の中ね、本当にね・・・最初は本当に不安でスタッフに”入ってまっか??、大丈夫ですかね??”聞いてました。でもこれから本当に頑張っていきたいと思います。今日は本当にありがとうございました。」

観客には若い方達も来ており、笑いが絶えない温かい初日舞台挨拶となった。最近笑ってないな?とか、疲れたな・・・なんて感じている人は1度劇場まで足を運んでみては??。
4月25日より東京:銀座シネパトス先行ロードショー、5月全国ロードショー!!