近年最も公開が待ち望まれたホラー映画…『サスぺリア・テルザ 最後の魔女』が4月25日渋谷シアターNにて初日を迎えた。「サスぺリア」「インフェルノ」つ続く三部作が30年の時を経て本作で完結する。
ホラー映画界の巨匠ダリオ・アルジェント監督最新作であり、本国イタリアでは公開と同時に異常な反響を巻き起こした。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭でも日本公開に先駆けて上映され、雪国北海道を恐怖で更に凍らせた本作が満を持して封を切った。
会場はもちろん満席。上映を今か今かと待ちわびる観客の前にイメージガールの杉本有美がオーダーメイドのゴスロリ魔女っ子スタイルで登場した。この日のために帽子からアクセサリーに至るまで全てハンドメイドというこだわりよう。人生で数えられる程度しかホラー映画を見たことがない彼女には本作は少々刺激が強かったのでは?との質問に「すごく怖かったです。でもこれを機にホラー映画も見てみようと思います。」と、明るい笑顔で応え、これからファンタスティックな世界を堪能する観客もほっと一息といった様子であった。

(Report:峰松加奈)