シリーズ累計670万部の大ヒット「佐賀のがばいばあちゃん」が、著者の島田 洋七自らの手で帰ってきた!!〜『島田 洋七の佐賀のがばいばあちゃん』〜。
時は昭和33年。居酒屋で働く母子家庭では世話がしきれず、小学校1年生で超がつく貧乏な家に預けられてしまった昭広少年。このばあちゃんが明るく逞しい、佐賀弁で”すごい”という意味である”がばいばあちゃん”であった。初めは不慣れな田舎暮らしに戸惑いながらも、生きる知恵とトンチの聞いた明るいばあちゃんにぞだてられ、すくすくと成長してゆく8年間を描くホームドラマ。

そして4月22日ニッショーホールにて完成披露試写会が行われた。監督島田 洋七はじめ、香山美子、小林綾子が登壇した。
映画を作るきっかけとなったのは、「本の印税が入って使い道がなかったから」と言いながらも、「都会ではすぐに映画は見れるけど、田舎にとって映画館はない。おじいちゃんやおばあちゃんなんて見た事のない人もいっぱいいる。そんなら自分が一生懸命作って全国隅々で見せてあげたいという気持ちで作りました。」とファンへ、そして作品に対する深い思いを語ってくれた。
がばいばあちゃんを演じる香山さんは、「私もとうとうおばあちゃん役をやれる年頃になりまして大変嬉しく思っております。この映画は昨年夏に撮影いたしましてやっと完成して、皆様にご覧いただける事を大変嬉しく思っております・・・島田洋七監督の珠玉の思い出を濃縮ジュースみたいにして表現したものだと思います。どうぞお楽しみください」と挨拶。そんな香山さんに対し、島田さんは「おばあちゃん役をオファーするのは大変失礼かと思ったけど、メイクしたらぴったり!!うちのばあさんの方が若かった」などと香山さんを絶賛しながらも笑いを誘っていた。小林さんに対しては、「おしんでね、小さい頃から演技を経験しているだけに、演技が本当にうまくてね、台湾や海外から買付けの話があって、台湾で人気が高い再放送の『おしん』に出ている小林さんをキャスティングしたのも計算のうち。」と笑いをとっていた。

暑い中撮影した同作品・・・上映時間152分間、”がばいばあちゃん”に会いに来ませんか?。
島田紳助や東国原英夫などビッグな出演者達が出演している本作は4月25日より銀座シネパトスにて公開され、その後5月から全国順次公開となる。