この作品は、昨年の春頃撮影を行い、爽やかな青春ストーリーを描いていて、第1回沖縄国際映画祭にて、コメディ映画限定のコンペティションでグランプリを受賞した。今年最も阿呆で笑えるコメディ『鴨川ホルモー』が4月18日公開された。
4月18日・初日には丸の内ピカデリーにて初日舞台挨拶も行われた。主演山田孝之はじめ、栗山千明、濱田岳、石田卓也、芦名星、斉藤祥太、本木監督が登壇した。以下が”初日を迎えてのそれぞれの感想”である。

(山田)「はい、山田でーす。えーっと・・・やっと今日で終わりだと思うと安心しています。面白かったと思った人が紹介してくれるかなと思っています。頑張っていきましょう!。」
(栗山)「初日早速見に来てくれてありがとうございます。私もやっと公開を迎えて、本当に嬉しいです。楽しんでもらえたらと思っているので、是非周りの方にも薦めてみて下さい。今日はありがとうございます。」

濱田さんの時には、言う前に「がっく〜ん♪」との声援に照れながらも、
(濱田)「ども・・・織田信長です。たくさんの方が見に来てくれて嬉しいです。皆・・・かわいいね。」と短く挨拶。
石田さんの時には、(石田)「皆さん今日は初日なのにこんなにたくさん見に来て下さって・・・」とすかさず、隣にいた斉藤さんが「いや、初日だからだろ!」とつっこまれ会場を沸かした。そして言い直し(石田)「嬉しい気持ちで一杯です。今日楽しかったと思った人はたくさんの人に薦めてあげて下さい。今日はありがとうございました。」と挨拶。
そして芦名さんの時も「星さ〜ん」の声援に「ありがとうございます」と挨拶しながらも、(芦名)「皆さんはじめまして、芦名星です。えーっと本当にかわいいですね。自分が操っていた鬼が目の前にいっぱいいるので、すごいなとゆるい気持ちで、こらえそうな気持ちで、舞台に上がっているんですけど、私もまだ1回しか見ていないので私も見に行きたいと思ってます。皆さん他の人に薦めてあげて下さい、ありがとうございます。」

(斉藤祥)「ども斉藤祥太です。あ!斉藤祥太・慶太です。今日は慶太がブランチで、ちょっと来れないので2人分頑張ろうかな・・・」とすかさず、「慶太だと思った」と山田さんがつっこみ会場が笑いの渦とかした。
その流れにのってか??斉藤さんは、「聞いて下さい!ブランチで僕の印象を山田君と濱田君と千明ちゃんが、発表したんですけどそれが・・・孝之君は”実は双子”とか、岳君は”特になし”とか、千明ちゃんは”見分けがつかなかった”とか皆すごいひどいんです。もうちょっと優しくして下さい。」と仲の良さを見せながらも訴えかけていた。
(監督)「(拍手に)ありがとうございます。今日はGWの中たくさん映画が公開される中、この『鴨川ホルモー』選んで頂いて本当にありがとうございました。映画は見た事がない喜劇映画を作ろうという事で若いキャスト・スタッフで頑張って一生懸命作りました。皆日頃見慣れている映画の常識をこの映画で見方をかえてもらえれば嬉しいなと思っています。」

京都での思い出について聞かれると、山田さんは「岳君とずっとゲームをしていました。」とゲーム好きな一面を伺えさせた。逆に濱田さんは、自らのチョンマゲ姿に、「似合ってるな、何かおでこが広くて良かったなと。」自画自賛していた。しかしチョンマゲは、すぐにつけられるように見えるようで全く違く、”約2時間”かけて装着していた苦労も明かしてくれた。そして”笑いの絶妙なバランスとVFXと実写”を見事に駆使していて、鬼と役者の演技がうまくがっ視していた点について、監督は「実写で2ヶ月間、VFX部分をスタッフ70人で半年かけ、ほぼ1年がかりで作りました。目に見えない物想像しながら演技するので、想像力が大事だったのだが、皆飲み込みがとても早かった。予想以上にふりきれた演技ができて、これは映画の魅力の一つになっています。」と絶賛していた。
最後には公開を記念して、京都の名酒で「ホルモーホルモーホルモー」との掛け声とともに、鏡開きをするなどと和やかな初日舞台挨拶となった。

なんと『鴨川ホルモー』は、舞台化も決まり、更にはコメディ本場アメリカでの公開も決定されている。そんな注目の作品は、4月18日から全国ロードショー。

(Report:長島美秋)