日本公開を4月11日に控えた映画『ピンクパンサー2』の記者会見が3月25日、 東京は虎ノ門、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント社内で行われ、 同映画に重要な役として出演する松崎悠希さんがマスコットキャラクターのピンクパンサーと一緒に作品のPRに駆けつけた。

本作は20世紀後半アメリカで大ヒットしたコメディ映画、『ピンクパンサー』シリーズを人気コメディアンのステーヴィ・マーティンでリメイクした『ピンクパンサー』の続編。神出鬼没の窃盗団を捕えるために結成された世界選抜のドリームチームを、主役のクルーゾー警部(スティーヴ・マーティン)が率いながらあちらこちらで騒動を起こしつつ犯人を推理するという物語。そのドリームチームの一員の日本代表、ハイテク捜査官・ケンジを演じるのが松崎悠希さんだが、松崎さんは『ラスト・サムライ』『硫黄島からの手紙』にも出演した経歴を持つハリウッド在住の俳優で、本作にはオーディションのため送った映像が監督の目に留まり、見事抜擢されたという。セリフが全編英語の日本人役で実際に日本人がキャスティングされることは異例とのこと。本編では得意の英語をそのまま使うのではなく、監督の意向によりあえて日本語なまりを強調した英語を話すことに努めたと話した。

またステーヴィ・マーティン、ジャン・レノといった大物俳優と共演する格好となり始めは非常に緊張していたというが、アドリブで行った演技を監督に褒められたことがきっかけとなり、それから徐々に場に馴染むようになったと撮影の様子を思い出しながら語ってくれた。会見終了間際には、映画冒頭で日本刀の盗難事件を報じる記事の間違いを修正するために松崎さん自身が作ったという新聞記事を披露、意外な特技を見せてくれた。その新聞記事が結局はお蔵入りとなってしまったことを残念がっていたが、会見場に居合わせたスポーツ新聞記者に完成度の高さを一部褒められ、嬉しそうな様子だった。

映画『ピンクパンサー2』は4月11日、TOHOシネマズ日劇他にて全国ロードショー。松崎さんの出身地である宮崎県では5月9日より宮崎セントラルシネマにて上映予定。

(Report:三島智広)