圧倒的な映像美と別次元のエンターテイメント世界が繰り広げられる紀里谷和明監督の超話題作『GOEMON』の主題歌に、X JAPANのリーダーYOSHIKIが手がけるユニット「VIOLET UK」の「ROSA(ローザ)」が入った完成版『GOEMON』試写会と限定試写会見が、3月23日に行われました。

■この夢のコラボレーションが実現した経緯について

紀里谷監督
「YOSHIKIさんとは10年来の友達で‘音楽を是非やってもらえないか!’とお願いしたら快諾してくれました」

YOSHIKI
「映画が出来上がる前からお願いされ、(どんな映画?という思いがあったが)そこまで信頼されていたのを感じてプレッシャーでした。二人ともLAに住んでいるのでよくつるんでます。(笑)」

と、それぞれ答え、二人の仲の良さをうかがわせました。

■楽曲について

YOSHIKI
「人々に感動してほしい、最後に泣いてほしいというイメージでバラードっぽく作りました。そこは僕の得意なところですね。ただ優しいだけでなく力強く歌って悲しいところはめずらしいです。
映画を観てみて、監督とは前から友達でしたが、こんなに才能ある人なんだと改めて思いました。友達じゃなかったら近づきがたいくらいです(笑)。映画は海外を視野に入れて作っていると感じたので、「VIOLET UK」も世界進出を考えており意見が一致しました。なお、アメリカのレコード会社と契約は決まってきており、世界発売を予定してます」

紀里谷監督
「曲が入った本編を観て、本当にすばらしいと思った。最初に聞いたときから鳥肌が立ったので、ものすごいと感じていたし、バッチリ!! 最高傑作です」

■また今、その動向が注目されている「X JAPAN」の問題についての
質問に、YOSHIKIは

「5月2、3日の東京ドームのコンサートは決行します!ファンの皆さんにもごめんなさいと謝りたいし、韓国の皆さんには延期をしてしまって申し訳ないが、改めてコンサートはやります。台湾公演も5月30日に決定しました。この映画に負けないくらい感動的なものにしたいと思います」

と力強く今後の展開について語った。

■さらに映画のみどころを聞かれたYOSHIKIは

「突然、感動的なシーンが出てくるし、内容は言わないほうがいいと思うけど、2、3度泣いてしまいました。
製作途中の映像も見ていたけど、その時も感動しちゃって、自分が関わった映画でこんなに感動しちゃっていいのかって思いました。単純にクオリティやメッセージ性に感動したし、曲も完成版を見てアレンジを変えました」

と、映画に多大な影響を受けたことを語りました。

なお、YOSIKIの映画出演に関する質問も飛び出しましたが、紀里谷監督は

「出てくれるのであれば是非。でも、出てくれないでしょう?」

と、YOSHIKIに質問。これに対し、YOSHIKIは、

「役者に興味ないんですよ(笑)。でも最近映画に関わることが多くて「REPO」では、監督とも喧嘩になっちゃって『だったら俺がやってやるよ!』と思いました。今回紀里谷さんを見ていて、『俺もやってみようかな』って思って、影響受けつつ説得されちゃった感じです。今後監督をやったら、それは紀里谷さんのせいです(笑)」

と、映画の世界にも興味があることを匂わせた。

■また最後に今後の活動についての問いについて2人は

紀里谷監督
「CAAというハリウッド最大のエージェンシーと契約が決定し、新しい作品で現在作業も進行中です」

YOSHIKI
「二人で世界進出ができたらいいね!と話しています」

と、それぞれワールドワイドな展開を感じさせるコメントを発表し、会見を締めくくりました。