キム兄こと木村祐一長編初監督作品『ニセ札』の公開初日が、4月11日(土)に決定しました!
本作の公開を記念し、3月9日(月)東京・半蔵門のTOKYO FMホールにて、舞台挨拶付きプレミア試写会が行われました。

<囲み取材、舞台挨拶でのコメント>

——記念すべき初監督作を撮り終えての感想は。
木村祐一監督:
料理みたいな感じにきれいに盛り付けました。例えるとビーフシチュー。
新鮮な素材を煮込ませていただいて、フライドポテトとヌードルをのせて。
倍賞さんは、味はしっかりしてるけどお箸でほぐれるビーフのような存在でした。
スタッフ、キャスト一人ひとりが団結して、1つのものに愛情を注ぐということが感じられて本当に幸せでした。
(主題歌で)ASKAさんが“泣くことはない!”と言ってくれていますが、泣きそうです! 本当に嬉しいです!

——木村監督との初仕事について。
倍賞:すごく楽しかったです! 木村監督にはこれからボンボン何本も撮ってもらいたいです。撮影が終わる頃には、ディレターズチェアがすごく似合っていましたよ。

——倍賞美津子さんとの共演について。
板倉:倍賞さんと共演できるなんて普通に生きていたらうあり得ないうえに、しかも初めてのシーンが僕が倍賞さんに抱きつくシーンで、本当に緊張していたんですが、やさしく受け止めてくださいました。
いわば僕の初の濡れ場です(笑)

——本作は「お金にまつわる映画」ですが、いま話題の”給付金”は何に使いますか?

監督:映画をたくさん、映画館で観て、映画業界を盛り上げたいですね!

倍賞:宝くじでも買おうかな。

板倉:コンビニに行ってコピー機で複写をしようと思います(笑)。

登壇者のコメントが終わり、ステージ上に用意された金のくす玉を監督が引くと、“祝 映画『ニセ札』4/11(土)公開”と書かれた垂幕と、紙幣に似せた紙がハラハラと舞い、さらに会場中にも舞うというサプライズが! 

最後に、観客に向けた一言を求められた木村監督は、「こんな時代だからこそ外に出て、お金以外のところで何かを得てほしいなあという気持ちと題材が合致したような作品です。
一生懸命作ったので、皆さんがそれぞれ好きなように観てくだされば僕はもう、何も言うことはありません」と目に涙を浮かべて語りました。
始終笑いのたえない賑やかな会場は、監督のこの言葉でさらにあたたかい雰囲気となり、なごやかに舞台挨拶が終了しました。